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LGエネの合弁法人、カナダ政府と14兆7000億ウォンの補助金に合意

LGエネの合弁法人、カナダ政府と14兆7000億ウォンの補助金に合意

Posted July. 07, 2023 08:17,   

Updated July. 07, 2023 08:17

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LGエネルギーソリューションとステランティスが設立した合弁法人(JV)「ネクストスターエネルギー」が、カナダ政府から約14兆7000億ウォンの補助金を受けることになった。

ネクストスターエネルギーは6日、「カナダ・オンタリオ州のウィンザー市に建設しているバッテリーセルとモジュール生産の安定的な未来を保障する契約書に最終的にサインした」とし、「カナダ政府は、米国のインフレ削減法(IRA)並みの補助金の支給を約束した」と明らかにした。

双方が合意した「米IRA並みの補助金」とは、先端製造・生産税額控除(AMPC)を意味する。AMPCは、米国で生産されたセル1kWh(キロワット時)当たりに35ドル(約4万6000ウォン)、モジュールは1kWh当たり10ドル(約1万3000ウォン)を支給する。業界では、カナダ政府がネクストスターエネルギーに150億カナダドル(約14兆7000億ウォン)規模の補助金を支給するものと見ている。

今回の合意で、5月15日に中断されたバッテリーモジュール工場の建設も再開された。今年初め、カナダ連邦政府とオンタリオ州政府は、ネクストスターエネルギーに約束した米IRA並みの補助金の負担割合をめぐって意見の隔たりを見せていた。一部では、補助金が約束通りに支給されるのは難しいという見方も出てきた。これに対して、LGエネとステランティスは工場建設を中断することでカナダ政府に圧力をかけ、結局合意を引き出した。

5月に韓・カナダ国交60周年の記念で開かれた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とカナダのトルドー首相との首脳会談で、両国の協力を約束したことも合意に影響を与えたものとみられる。崔相穆(チェ・サンモク)大統領経済首席秘書官も同日、龍山(ヨンサン)の大統領室で記者団に対し、「交渉妥結を歓迎し、カナダ政府に感謝の意を伝える」と述べた。

ネクストスターエネルギーは、オンタリオ州に年間生産45GWh(ギガワット時)規模のバッテリー工場を建設している。2024年の稼動を目標にしている。LGエネルギーソリューションとステランティスは、約2500件の新規雇用が生まれると見ている。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com