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「メンバーたちはみんな変わり者、毒気は半端じゃない」 BTSが本音満載のインタビュー集出版

「メンバーたちはみんな変わり者、毒気は半端じゃない」 BTSが本音満載のインタビュー集出版

Posted July. 10, 2023 08:40,   

Updated July. 10, 2023 08:40

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「うちのメンバーたちはみんな、『変わり者』だ。狂ったやつばかりいて、毒気は半端じゃない」

グループ防弾少年団(BTS)のVが、メンバーについて評価した言葉だ。さらに、彼は言った。「心がいくら崩れても、舞台を愛する感情はさらに大きくなる人同士が集まったようでとても嬉しい」

BTSがデビュー10周年を迎えて9日発刊した初の公式インタビュー集「ビヨンド・ザ・ストーリー:テンイヤーレコードオブBTS」(ビッグヒットミュージック)に、彼らの本音と10年間体験した挫折と歓喜の瞬間を生々しく盛り込んだ。本は韓国語を含めて、計23ヶ国語で発刊される。同日は、BTSのファンクラブ「ARMY」の公式創立日だ。

ジミンは、「まだ私は、私たちの初舞台の時、放送カメラの横にあったそのたった一列を覚えている」と話す。その「たった1列」とは、2013年6月13日、彼らの初のテレビ音楽番組への出演を応援しに来たファンの規模だ。

「人々から、いつデビューするのかと聞かれるのが本当に…。ナイフで胸を刺されるような苦痛を与えます」。ジェイホープは、練習生時代をこのように振り返った。世界的なスターである彼らにも、世の中が私を認めてくれないのではないかと、怖くて不安な時期があった。

デビュー後も、茨の道が繰り広げられた。音楽を聞きもせずに、グループおよびメンバーの名前や外見、実力を嘲弄する人がいた。RMは、活動初期の数年の時間を「認定闘争の歴史だった」と話した。

彼らは2015年、両アルバム「花様年華pt1」、「花様年華pt2」で人気を集め始めた。シュガは人気がますます上がっていた当時を思い出し、「突然、武侠誌の中の主人公になった気分」だったと話した。

しかし、殺人的なスケジュールは、バーンアウトをもたらした。アルバム製作と公演を無限に繰り返していた2017年と2018年は、メンバー全員にとって苦しい時間だった。シュガは、「『やめよう』という言葉を皆言いたいが、言い出せなかった時代だ」と振り返った。

彼らは再契約を控えて、危機の瞬間を迎えた。ジェイホープは、「地獄のようだった。本当に初めて私たちがこれを続けられるのかと思うほど、深刻な雰囲気だった」と話した。ジミンも、「チーム自体がすごく危険な状況だった。新しいアルバムを作ろうという話もあった」と告白した。

反転は、2018年、ビルボードミュージックアワードから訪れた。大変だが、力を振り絞ってよい舞台を作ろうとするメンバーたちの姿と、久しぶりに叫んだスローガン「防弾、防弾、防弾!」は彼らを再び一つにまとめた。ジェイホープはメンバーたちに対して、「血の混ざっていない家族だ」と話した。

2020年、「ダイナマイト(Dynamite)」でビルボードメインシングルチャート「ホット100」の1位となった瞬間、ジンは「なかなか実感できなかった」と話した。彼は、「今までもらった賞や順位の中で一番実感ができなかった。(パンデミック状況で)人々がいる現場から遠ざかっていたからだと思う」と付け加えた。

ジェイホープは、「実は怖い。いつ崩れるか分からないという気もする。それでも諦めずに、『何でもやってみよう』と走り続ける」と話した。


崔智善 aurinko@donga.com