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34歳の「ロッティ」から新生キャラクターまでが一堂に

34歳の「ロッティ」から新生キャラクターまでが一堂に

Posted July. 14, 2023 08:24,   

Updated July. 14, 2023 08:24

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13日、ソウル江南区のCOEXで開幕した「キャラクターライセンシングフェア2023」で最も注目されたキャラクターの一つは、今年で34歳になったロッテワールドの代表キャラクター「ロッティ」だ。同日、会場内のキャラクターの知識財産権(IP)ブース576ヵ所のうち、ロッティブースの前は特に20代や30代の観覧客でにぎわった。イベントに参加したロッテワールドデザインメディアチームのハン・ギョンウォン・チーム長は、「ロッティの成長」を人気の秘訣に挙げた。

1989年生まれのロッティは、2021年、人生の転換点を迎えた。ロッテワールドがロッティを見て育ったMZ世代(ミレニアル+Z世代)を対象にした、30代のロッティキャラクター「ザ・グッドバイブロッティ」を披露したのだ。大人になったロッティは、ロッテワールドから退社後、自分だけの趣味を探していく日常をインスタグラムに共有し、「キダルト(大人と子供を合わせた新造語)」たちの共感を得た。子供から大人へと、ロッテワールドの中から外へと世界観を拡大すると、ビールなど多様な商品にロッティのキャラクターを広く活用する道が開かれた。ロッテワールドによると、昨年、ロッティキャラクターのIPで稼いだ売上は約160億ウォンに達する。

文化体育観光部が主催し、韓国コンテンツ振興院が主管した今回の行事には、韓国内外のキャラクターIP企業111社が参加した。ポロロとタヨを作った製作会社アイコニックスをはじめとする代表的な国内キャラクターIP企業の広報館だけでなく、新生キャラクターを発掘する「ルーキープロジェクト」の企画館に、新進作家50人が共に参加した。ウェブ漫画IPを活用した商品化・映画化の事例などを展示した「ウェブトゥーン特別館」は、今年初めて披露された。

イベントに参加したIP企業と国内外のバイヤーとをつなぐ「1:1ビジネスマッチングプログラム」は、若手作家にとっては見逃せない機会だ。昨年、キャラクターIP企業「ビエン(Bn)」を立ち上げたペク・グァンヒョン代表(37)は、開幕当日の午前だけで中国バイヤーと国内バイヤー2人からミーティングの提案を受けた。動物9匹をモチーフに製作したビエンのキャラクター「ベブルファーム」がバイヤーの目を引いたのだ。

ペク代表は、「会社が大田(テジョン)にあるので、キャラクターの広報はもちろん、企業ミーティングさえ容易ではなかったが、この行事を通じて、国内外にキャラクターを知らせる良い機会を得た」と笑った。韓国コンテンツ振興院によると、13日午前基準で国内外のバイヤー1032人がマッチング参加名簿に名を載せた。また、今年のイベントでは、日本キャラクターブランド・ライセンス協会などと共に日本共同館を初めて披露した。

昨年、ルーキープロジェクトで披露した新進キャラクターを活用した商品販売ブースも目を引いた。韓国コンテンツ振興院の趙炫來(チョ・ヒョンレ)院長は、「商品流通と広報に困難を経験している新進作家たちに、力になると期待する」と話した。同行事は16日まで開かれる。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com