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基準金利3.5%維持、韓銀が今年4連続の据え置き

基準金利3.5%維持、韓銀が今年4連続の据え置き

Posted July. 14, 2023 08:26,   

Updated July. 14, 2023 08:26

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韓国銀行(韓銀)は13日、基準金利を年3.50%に据え置いた。今年2月と4月、5月に続き4連続の基準金利の据え置きの決定を下したのだ。米国連邦準備制度(FRB)が今月、追加の金利引き上げに乗り出すと予想される中で、韓米間の金利差が初めて2%ポイントまで広がる可能性が高くなっている。

韓銀・金融通貨委員会(金通委)は13日、通貨政策方向性の決定会議で、金通委員6人の満場一致で現在3.50%の基準金利を維持することにした。金融通貨委員会は、「物価上昇率の減速の流れが続いているが、8月以降、相当期間目標水準(2.0%)を上回るものと予想され、主要国の通貨政策や家計負債の流れなども見守る必要がある」と明らかにした。

韓銀が4回連続の金利据え置きを決めると、市場では緊縮基調が事実上終わったという分析が高まっている。先月の消費者物価の上昇率は21ヵ月ぶりに2%台に下がり、物価圧力がやや解消された状況で、あえて金利引き上げで景気低迷と家計負債の不安を煽る理由はないという。

米連邦準備制度が26日(現地時間)、ベビーステップ(基準金利の0.25%ポイント引き上げ)を決定し、韓米金利の格差が2.0%ポイントに広がれば、外国人資金の離脱や為替不安への懸念は高まるものとみられる。ただ、13日のウォン相場は、米国物価指標の鈍化でFRBの緊縮の懸念が減ったという解釈が出て、前日より14.7ウォンウォン高ドル安の1ドル=1274.0ウォンで取引を終えた。


シン・アヒョン記者 ソ・ソルヒ記者 abro@donga.com · facthee@donga.com