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米軍のクラスター爆弾がウクライナ到着、プーチン大統領「西側の戦車を優先攻撃」

米軍のクラスター爆弾がウクライナ到着、プーチン大統領「西側の戦車を優先攻撃」

Posted July. 15, 2023 08:28,   

Updated July. 15, 2023 08:28

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米国がロシアの侵攻に対抗しているウクライナに供与することを決めたクラスター爆弾が、ウクライナに到着した。AP通信などによると、米統合参謀本部のダグラス・シムス運用部長は13日(現地時間)、クラスター爆弾をウクライナに引き渡したと明らかにした。バイデン米政権が、ウクライナに提供する砲弾の生産に時間がかかり、生産が完了するまでクラスター爆弾を代わりに供与すると明らかにして6日後に実現した。

ウクライナ陸軍のオレクサンドル・シルスキー司令官も同日、CNNのインタビューで、「戦場を根本的に変えることができる」と期待感を示した。クラスター爆弾は1つの大型砲弾の中に小型の自爆弾が複数入っており、「鋼鉄の雨」と呼ばれるほど破壊力が強いが、民間人被害の懸念も大きく、使用をめぐって国際的に議論されてきた。

バイデン大統領は同日、フィンランドのヘルシンキで、フィンランドのニーニスト大統領との共同記者会見で、「ウクライナ戦争がどれだけ続くと考えるか」という質問には、「ロシアが戦争を維持できるとは思わない。プーチン大統領が戦争に勝つ可能性はない。すでに負けている」と話した。ロシアの核兵器使用の可能性については、「核兵器を使用する可能性があるとは思わない」と述べた。

バイデン氏はまた、武装蜂起を起こしたロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創始者プリゴジン氏の行方について尋ねられると、「私なら食べ物に注意するだろう」と毒殺の可能性に言及した。

ウクライナに対する西洋諸国の兵器の供与が続く中、プーチン氏は同日、ロシアの国営放送ロシアTVのインタビューで、「外国製の戦車を真っ先に攻撃対象にする」と警告した。プーチン氏は「西側の戦車は旧ソ連で生産された戦車より簡単に燃える」とし、「ウクライナの兵士たちはロシア軍の攻撃対象になった西側の戦車に乗ることをためらっている」と主張した。


姜聲煇 yolo@donga.com