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3年前に釜山地下車道の悲劇を経験しながら…口先だけの対策で繰り返された惨事

3年前に釜山地下車道の悲劇を経験しながら…口先だけの対策で繰り返された惨事

Posted July. 17, 2023 08:36,   

Updated July. 17, 2023 08:36

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忠清北道清州市興徳区五松邑宮坪(チュンチョンプクト・チョンジュシ・フンドクク・オソンウプ・クンピョン)2の地下車道の浸水事故をめぐり、3年前の釜山市東区草梁(プサン・トンク・チョリャン)第1地下車道の浸水事故を思い出す人が少なくない。当時、公務員の管理怠慢で3人が死亡し、その後政府の発表などが続いたにもかかわらず、「最悪の地下車道惨事」を防ぐことができなかったからだ。

2020年7月23日、釜山地域に1時間当たり80ミリの豪雨が降り、草梁第1地下車道を通過していた6台の車に一気に水が押し寄せ、3人が死亡、4人が負傷した。調査の結果、当時排水ポンプ施設が正常に作動せず、地下車道の通過統制システムも3年余り故障していたことが確認された。

検察は釜山東区の元・現職公務員11人を業務上過失致死などの容疑で起訴した。昨年9月5日、釜山地裁は元東区副区長A氏に懲役1年2ヵ月を言い渡すなど11人全員に有罪を宣告した。裁判所は、「マニュアルがあったが、施設物に対する管理を怠り、マニュアルをきちんと守らなかった」と指摘した。

草梁地下車道の事故直後、行政安全部は類似の事故を防ぐために、△集中豪雨関連の自動遮断施設の構築、△遠隔遮断、△ナビゲーション会社と地下車道統制状況のリアルタイム共有、△状況伝播システムの構築などの対策を講じると発表した。しかし、五松地下車道の場合、自動遮断施設や遠隔遮断システムが構築されていなかった。


釜山=カン・ソンミョン記者 smkang@donga.com