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尹大統領「危険地域の管理不十分で事態を拡大」、事実上「人災」との認識示す

尹大統領「危険地域の管理不十分で事態を拡大」、事実上「人災」との認識示す

Posted July. 18, 2023 08:28,   

Updated July. 18, 2023 08:28

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「危険地域への進入統制と避難を昨年から繰り返し強調しているが、現場で災害対応の基本原則が守られなければ国民の安全を確保することは難しい」

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は17日午前、リトアニア・ポーランド・ウクライナ歴訪から帰国した直後に開いた中央災害安全対策本部(中対本)で、「土砂崩れ脆弱地域など危険地域が適切に管理されず、事態を拡大させたと判断される」と述べた。また、「このような異常気象が日常化しているため、いつもあるものと認識して対処しなければならない。異常現象だから仕方がないという認識は完全に改めなければならない」とし、「非常な覚悟で臨んでほしい」と強調した。ゲリラ豪雨による人的被害に対して政府の管理責任を指摘したことで、今回の事態を事実上「人災」と決めつけたものとみられる。

尹大統領は中対本会議の後、すぐにヘリコプターで土砂崩れにより村が流された慶尚北道醴泉郡甘泉面面(キョンサンプクト・イェチョングン・カムチョンミョン)を訪れ、被災者を激励した。緑色の防災服姿でスニーカーを履いた尹大統領は、道端に積まれた岩や土砂を指さし、「上からこんなものも降ってきたのか」と尋ねた。大統領室の参謀たちに「私だけを撮らず、周辺(現場)をすべて(写真に)撮っておくように」と指示した。

尹大統領は、被災者の臨時の居住施設として使用されている閥芳里(ボルバンリ)老人福祉会館を訪れ、80、90代のおばあさん20人と会った。尹大統領はまず、「私も信じられない」とし、「海外で土砂崩れの知らせを聞いて、住宅の裏山が崩れて民家を襲ったのかと思った。数百トンの岩が山から転がり落ちてくるとは、私も今まで生きてきて初めて見た。皆さん、どれほど驚かれただろうか。もう少し我慢してください。政府がすべて復旧します」と述べた。


全主榮 aimhigh@donga.com