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ベトナム女子代表がW杯初出場、初戦の勝利確率4.5%も盛り上がるベトナム

ベトナム女子代表がW杯初出場、初戦の勝利確率4.5%も盛り上がるベトナム

Posted July. 22, 2023 08:21,   

Updated July. 22, 2023 08:21

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22日はベトナムのサッカー歴史に記念碑的な一日になりそうだ。

サッカーベトナム女子代表チームが同日午前10時、ニュージーランドのオークランドにあるイーデンパークで開かれる2023国際サッカー連盟(FIFA)女子ワールドカップ(W杯)グループE組初戦で、世界最強の米国を相手に歴史的なW杯デビュー戦を行う。男女代表を通じてベトナムがW杯本大会の舞台に立つのは初めて。

よりによって初戦相手が世界ランキング1位で、最近のW杯で2連覇(2015年と2019年)を果たし、今大会有力な優勝候補の米国だが、それでもベトナムは熱く盛り上がっている。

女子サッカー世界ランキング32位のベトナムは2月、アジアサッカー連盟(AFC)のアジアカッププレーオフでタイと台湾を連破して初のW杯出場権を獲得した。ベトナムのファム・ミン・チン首相は、大きなプレッシャーの中でも粘り強く耐え抜いた選手団を「ダイヤモンドガールズ」と称した。ベトナム選手の中で唯一海外リーグ(ポルトガル2部)でプレーしているFWフイン・ニュー(32)が中心選手だ。ベトナム主将のチュオン・ティ・トゥイ・チャン(35)は「米国のような強いチームを相手にするのは大きな挑戦だが、彼女たちから学べる機会だ。守備後のカウンターで立ち向かう良い戦略を整える」と話すなど、選手たちはやる気満々だ。

先月、72回目の誕生日を迎えたベトナムのマイ・ドゥック・チュン監督は、男女を通じてW杯史上最高齢監督になる見通しだ。2010年南アフリカW杯の時、ギリシャ男子代表チームを率いたオットー・レーハーゲル監督が、当時チームの最後の試合で打ち立てた記録(71歳317日)を上回る。

ベトナムも盛り上がっている。海外メディアによると、スポーツパブがベトナム現地時間で午前8時に開かれる試合を応援するサポーターズのために朝オープンすることにした。パブやレストランなどでは試合の日に職員たちがベトナム国旗が印字されシャツを着てサービングするという。

ベトナム女子サッカーの劣悪な現実も注目されている。スポーツ専門メディア「ジ・アスレティック」は、「ベトナムの一部のプロチームは選手に給与として200~300ドル(約26万~39万ウォン)を支払っている。そのため(副業として)オンラインで衣類品や化粧品を販売したりレストランを経営する選手もいる」と紹介した。

サッカーデータ専門会社「オプタ」によると、米国の勝利確率は86.7%でベトナムは4.5%。オプタは、ベトナムの今大会優勝確率を32の参加国のうちパナマ(0.36%)に次いで2番目に低い0.65%と評価した。


姜泓求 windup@donga.com