尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、休戦協定締結70年を迎えた27日、「韓米同盟は世界の平和と安定、繁栄の核心軸」と述べた。バイデン米大統領が26日(現地時間)、同じ内容の宣言文を発表したことに応え、グローバル包括戦略同盟に発展した韓米同盟70年の成果を国際社会に強調したのだ。来月18日のキャンプデービッド韓米日首脳会談の開催で3ヵ国の安全保障協力が本格化する中、北朝鮮は中国・ロシアと接近し、北東アジアの新冷戦構図が鮮明になりつつある。
尹大統領は同日、釜山(プサン)映画の殿堂で開かれた国連軍参戦の日・休戦協定70年記念式に出席し、このように述べた。バイデン大統領はこれに先立ち、休戦協定70年宣言文で、「犠牲で守った民主主義の価値に対する私たちの約束を新たにし、米韓同盟が世界の平和と繁栄に貢献し続けられるよう努力しよう」とし、「韓米同盟は世界の平和・安定と繁栄の核心軸(linchpin)」と述べた。
尹大統領は記念式に先立ち、国連参戦国政府代表団と参戦国の国旗と記念碑、戦没者の墓及び国連軍慰霊塔を順に訪れた。現職大統領の国連軍慰霊塔参拝は今回が初めて。
同日、北朝鮮の労働新聞によると、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は前日、訪朝中のロシアのショイグ国防相と共に兵器展示会場を訪れ、新型兵器を紹介した。特に、韓国軍と米軍が運用する高高度無人偵察機「RQ-4グローバルホーク」とほぼ同じ外観の偵察用無人機と「空の暗殺者」と呼ばれる米軍の攻撃用先端無人機「MQ-9リッパー」と類似する攻撃用無人機が登場した。北朝鮮はこの新型無人機が試験飛行する様子を撮った写真を含む説明プレートも公開した。正恩氏は、中国・ロシア代表団と「戦勝節」70年記念公演を観覧した。北朝鮮は休戦協定締結日を「戦勝節」と主張している。
張寬錫 jks@donga.com · 孫孝珠 hjson@donga.com