習近平主席「血による偉大な友誼」、金正恩氏に親書

中国の習近平国家主席が北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）総書記に、「（私たちは）血によって偉大な戦闘の友誼（ゆうぎ）を固めた。国際情勢に関係なく両国関係を発展させよう」という内容の親書を送った。

３０日、中国共産党機関紙の人民日報によると、北朝鮮が「戦勝節」と主張する韓国戦争休戦協定締結７０年を迎え、北朝鮮を訪問した中国代表団長の李鴻忠・中国共産党政治局員は、平壌（ピョンヤン）で金正恩氏を面会し、このような内容の親書を伝えた。

習氏は親書で、「７０年前、中国人民支援軍と北朝鮮人民軍は共に『抗米援朝（米国に対抗して北朝鮮を支援する）』の偉大な勝利を収め、血によって偉大な戦闘の友誼を固めた」と明らかにした。そして、「国際情勢がどのように変化しようと、中朝関係を守り、強固なものとし、発展させるのが、中国共産党と政府の揺るぎない方針だ」と強調した。

この席で金正恩氏は、「北朝鮮の党と人民は中国人民支援軍の功績を永遠に記憶し、称賛する」と述べ、習氏の親書に感謝の意を表したと、朝鮮中央通信が報じた。金正恩氏は、李氏ら中国代表団８人に会い、厚くもてなした。接見後に行われた宴会では、金正恩氏の妹の金与正（キム・ヨジョン）朝鮮労働党副委員長が演説を行った。


金祺容 kky@donga.com