米自動運転車初の死亡事故でドライバーに有罪判決
Posted July. 31, 2023 08:28,
Updated July. 31, 2023 08:28
米自動運転車初の死亡事故でドライバーに有罪判決.
July. 31, 2023 08:28.
by キム・ボラ記者 purple@donga.com.
米国で自動運転車を運行して死亡事故を起こしたドライバーに、初めて有罪判決が下された。28日(現地時間)、アリゾナ州マリコパ郡の検察は、米国の配車大手ウーバーの自動運転試験車両の運転手として搭乗していたラファエラ・バスケス氏(49)が、過失致死の罪でマリコパ高等裁判所で3年刑の保護観察を言い渡されたと発表した。バスケス氏は2018年3月、アリゾナ州テンピで自動運転の試験中のボルボSUVのドライバーとして搭乗し、自転車に乗って無断で横断していた女性を轢いて死亡させた罪(過失致死)で起訴された。当時の事故は、自動運転車が起こした最初の死亡事故だ。米交通安全委員会(NTSB)は2019年11月、バスケスが前方注視などの注意義務を怠ったのが主な原因だと結論付けた。彼は事故当時、スマートフォンでテレビを見ており、事故発生までの走行時間の計45分のうち30%以上を道路を注視していなかったことが分かった。同委員会は、ウーバー側も安全対策が足りなかったとし、責任があると指摘した。当時、ウーバーの自動運転ソフトウェアは、横断歩道ではないところで無断横断が起きたり、ドライバーが注意義務を果たさない可能性に備えた予防措置を十分に行わなかった。しかし検察は、ウーバーに対しては起訴しなかった。当時、アリゾナ州にウーバーを処罰する法的根拠が用意されなかったためだと知られた。
한국어
米国で自動運転車を運行して死亡事故を起こしたドライバーに、初めて有罪判決が下された。
28日(現地時間)、アリゾナ州マリコパ郡の検察は、米国の配車大手ウーバーの自動運転試験車両の運転手として搭乗していたラファエラ・バスケス氏(49)が、過失致死の罪でマリコパ高等裁判所で3年刑の保護観察を言い渡されたと発表した。バスケス氏は2018年3月、アリゾナ州テンピで自動運転の試験中のボルボSUVのドライバーとして搭乗し、自転車に乗って無断で横断していた女性を轢いて死亡させた罪(過失致死)で起訴された。
当時の事故は、自動運転車が起こした最初の死亡事故だ。米交通安全委員会(NTSB)は2019年11月、バスケスが前方注視などの注意義務を怠ったのが主な原因だと結論付けた。彼は事故当時、スマートフォンでテレビを見ており、事故発生までの走行時間の計45分のうち30%以上を道路を注視していなかったことが分かった。
同委員会は、ウーバー側も安全対策が足りなかったとし、責任があると指摘した。当時、ウーバーの自動運転ソフトウェアは、横断歩道ではないところで無断横断が起きたり、ドライバーが注意義務を果たさない可能性に備えた予防措置を十分に行わなかった。
しかし検察は、ウーバーに対しては起訴しなかった。当時、アリゾナ州にウーバーを処罰する法的根拠が用意されなかったためだと知られた。
キム・ボラ記者 purple@donga.com
アクセスランキング