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70代の米国人夫婦、松水面「梅図」など書画-典籍150点余りを韓国に寄贈

70代の米国人夫婦、松水面「梅図」など書画-典籍150点余りを韓国に寄贈

Posted August. 01, 2023 08:35,   

Updated August. 01, 2023 08:35

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私たちが愛した韓国の文化財を韓国に返したいです。

韓国文化財を所蔵してきた米国人ギャリー・ミンティアさん(77)夫婦は、近現代の韓国の書画や典籍150点と1970年代の韓国風景写真1366点など計1516点を昨年1月、国外所在文化財財団に寄贈しながら、こう話した。

31日、国外所在文化財財団によると、夫婦は平和奉仕団の一員として1969年から6年間ソウルと釜山(プサン)に滞在しながら韓国文化財を収集し、当時の風景写真を残した。財団は2019年、夫婦が所蔵している韓国文化財を調査し、初めて縁を結んだ。夫婦は昨年、財団に「私たちが亡くなった後、コレクションがあちこちに散在するよりは、私たちより遺物をもっと愛してくれる韓国に寄贈したい」と明らかにした。これに対し、1970年代の釜山風景写真1366点は今年2月釜山博物館に、書画・典籍遺物150点は今年5月国立中央図書館に寄贈された。

代表的な寄贈作品は朝鮮後期の画家宋修勉(ソン・スミョン=1847~1916)の「梅花図」と「墨竹図」だ。宋修勉はソチの許錬(ホ・リョン=1808~1893)の後を継いで湖南文人画の水準を高めたと評価されている。朝鮮中期の学者イ・ユチャン(1625~1701)が儒教経典「春秋」から一部を集めて編集した「春秋集注巻2」の木版も希少価値を持つと評価される。

釜山博物館は4日から9月3日まで開かれる「1970年釜山、平凡な日常特別な視線」展示でミンティアさん夫婦が寄贈した写真を披露する予定だ。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com