Go to contents

ジャンボリー次回開催国ポーランドの大統領、訪韓取りやめ

ジャンボリー次回開催国ポーランドの大統領、訪韓取りやめ

Posted August. 09, 2023 08:26,   

Updated August. 09, 2023 08:26

한국어

全羅北道(チョルラプクト)セマングムで開かれた「2023セマングム世界スカウトジャンボリー」に参加予定だったポーランドのドゥダ大統領(写真)の訪韓が台風の影響で取りやめになった。

大統領室関係者は8日、龍山(ヨンサン)大統領室で記者団に対し、「ドゥダ大統領の訪韓が推進されたのは事実だが、台風でジャムバリーの閉会式が計画通りに行われることは難しい」とし、「ドゥダ大統領の訪韓時に予定されていた行事も天候の影響を受ける可能性があり、計画を変更した」と説明した。

訪韓の取りやめは、台風6号「カーヌン」の北上と韓国のずさんな大会運営が影響を与えたとみられる。ドゥダ氏は、10日に現代(ヒョンデ)ロテムとハンファエアロスペースの慶尚南道(キョンサンナムド)の昌原(チャンウォン)事業場を訪れ、11、12日に光州(クァンジュ)とジャンボリー大会の現場を訪問する予定だったという。台風の影響で隊員たちがキャンプ場を離れてソウルや京畿道(キョンギド)など首都圏に移動したため、韓国のジャンボリー開催を参考にする理由もなくなった。次回大会は、2027年にポーランドの北部港湾都市グダニスクで開催される予定だ。

ポーランドとベラルーシの国境で緊張が高まり、安全保障の問題が浮上したことも、訪韓の取りやめに影響を与えたとされる。政府消息筋は電話取材に対し、「ベラルーシ軍のヘリコプターがポーランド領空を侵犯した問題をめぐって両国の緊張が高まっているうえ、ベラルーシにロシアの民間軍事会社ワグネルが駐留していることで、両国の対立構図が深まっていることも影響したとみられる」と話した。


張寬錫 jks@donga.com