Go to contents

「秒速40mの強風と600ミリの水爆弾」 きょう台風6号が韓半島を直撃

「秒速40mの強風と600ミリの水爆弾」 きょう台風6号が韓半島を直撃

Posted August. 10, 2023 08:26,   

Updated August. 10, 2023 08:26

한국어

台風6号が10日午前、韓国に上陸する。気象庁が予測した経路通りなら、南海岸から慶尚南道統営(キョンサンナムド・トンヨン)、忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)、ソウルを経て北朝鮮に抜け、強い風を伴った雨が降るものとみられる。このように韓半島内陸を南北に縦断する台風は、1951年の気象観測以来初めて。

台風6号は10日午前3時頃、慶尚南道と全羅南道(チョルラナムド)の中間の南海岸に接近し、午前9時ごろ、統営北西40キロ付近に「強」の強さ(台風の中心部風速が秒速33メートル以上、44メートル未満)を維持したまま上陸する。その後北上し午後3時には清州の南東側20キロ、午後9時にはソウルの東側30キロに達するものとみられる。台風6号が上陸する前日の9日から、全国はすでに台風の影響圏に入っている。同日、済州(チェジュ)を皮切りに、慶尚南道・全羅南道の海岸に台風特報が発表された。

台風6号は、既存の台風の約半分の移動速度でゆっくり移動する。このため、10日までに江原道嶺東(カンウォンド・ヨンドン)には最大600ミリ、嶺南には最大400ミリの「水爆弾」が降り注ぐ。列車が脱線し、車が転倒する強さである秒速25~40メートルの強風も吹く。先月、梅雨の集中豪雨で水害に遭った地域は、今回の台風で再び被害を受けることを懸念し、非常対応に乗り出している。


キム・イェユン記者 済州=イム・ジェヨン記者 yeah@donga.com · jy788@donga.com