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マスク氏の「脳インプラント」開発会社、3700億ウォンの投資を誘致

マスク氏の「脳インプラント」開発会社、3700億ウォンの投資を誘致

Posted August. 10, 2023 08:27,   

Updated August. 10, 2023 08:27

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イーロン・マスク氏が起業した「脳インプラント」の開発企業ニューラルリンクが、2億8000万ドル(約3700億ウォン)の投資を誘致したと、ソーシャルネットワークサービス(SNS)・X(旧ツイッター)の公式アカウントを通じて8日(現地時間)発表された。今年1~6月の神経技術分野のスタートアップ対象の総投資金額1億4300万ドルの2倍の規模だ。

業界では今年5月、ニューラルリンクが米食品医薬品局(FDA)から臨床試験の承認を受けたのが功を奏したと見ている。ニューラルリンクは2016年にマスク氏が起業した企業で、脳に移植するチップを開発している。四肢麻痺または下半身麻痺患者など、体の不自由な患者の脳にチップを移植し、頭で考えるだけでコンピューターの使用ができるようにする計画だ。マスク氏は6月、フランス・パリで開かれたビバテック行事で、「今年末に(臨床に参加する)初の患者が出ると予想する」と述べた。

ただ、チップ移植のためには頭蓋骨に穴をあけなければならないという点が、患者には大きなネックとなるだろうという見方もある。ニューラルリンクの主要ライバル会社である米企業のシンクロンは、血管内での施術方式で脳とコンピューターとをつなげようと試みている。シンクロンは、2021年に臨床試験の承認を受け、今年2月に計7人の患者への移植に成功したと発表した。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com