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20代の雇用率が29ヵ月ぶり下落、「ただ休む」が増加傾向

20代の雇用率が29ヵ月ぶり下落、「ただ休む」が増加傾向

Posted August. 11, 2023 08:21,   

Updated August. 11, 2023 08:21

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コロナ禍以降、回復傾向を見せていた20代の雇用率が、29ヵ月ぶりに下落した。コロナ禍の中、若者たちがインターンシップなど仕事をする機会を持てなかったのが、20代の雇用低迷につながっているという分析が出ている。

10日、統計庁によると、先月の20代の雇用率は61.4%で、1年前より0.1%ポイント下落した。20~29歳の雇用率が1年前より後退したのは、2021年2月(マイナス1.7%ポイント)以来初めてだ。コロナ禍の中、就職市場が冷え込み、2020年2月から2021年2月まで毎月減っていた20代の雇用率は、昨年1月は上昇幅が4.9%ポイントまで大きくなった。

特に20代前半の雇用減速が目立った。先月の20~24歳の雇用率は46.9%で、1年前より1.6%ポイント低くなった。25~29歳の雇用率が0.8%上昇したのとは対照的だ。20代前半の経済活動の参加率も、1年前と比べて6ヵ月連続下落している。働いたり、仕事を探している経済活動人口は減少する一方、ただ休んでいる人たちを含めた非経済活動人口は増えているためだ。

統計庁の関係者は、「コロナ禍による休学などで卒業できていない20~24歳の在学生が増え、経済活動の参加率が落ちた。さらに、彼らはパンデミック期間中に仕事経験もできず、求職に困難をきたしている」と話した。

一方、政府は働かず求職活動もせず、理由もなく休んでいる若者層の人口が増える原因を具体的に把握するための外部委託研究に着手した。企画財政部の方基善(パン・ギソン)第1次官は同日、「若者の『休んだ』人口も、今年に入って増加している」とし、「若者たちがおかれた雇用条件と需要を考慮し、オーダーメード型政策を推進する」と明らかにした。


世宗市=ソン・ヘミ記者 1am@donga.com