ＬＨが鉄筋漏れマンション５ヵ所を除いて発表

韓国土地住宅公社（ＬＨ）が先月３０日、地下駐車場をフラットスラブ構造で建てたマンション団地の全数調査の結果を発表する際、鉄筋が抜けているマンション５ヵ所を除いて発表したことが分かった。「脱落の程度が軽微だ」と任意に判断し、鉄筋漏れの事実を知りながら発表しなかったのだ。今月９日、１０団地が全数調査の対象から外されたことが確認されてから２日後、鉄筋が抜けている団地が追加で出てきて、ＬＨに対する不信とモラルハザードを巡る議論が高まっている。

ＬＨの李漢俊（イ・ハンジュン）社長は１１日、ＬＨソウル本部で緊急記者会見を開き、「フラットスラブのマンション団地に対する全数調査の結果、鉄筋漏れの団地は２０ヶ所だったが、５ヶ所が漏れていた事実を確認した」とし、「（数百本の）柱のうち、３～４ヶ所だけで欠陥がある団地は、自主的に補強を完了し、問題がなくて外したという報告を受けた」と明らかにした。

さらに、同日、ＬＨの全数調査の対象から１団地がさらに漏れていた事実も明らかになった。ＬＨは先月３０日、全数調査を実施した団地９１ヵ所のうち１５ヵ所で、鉄筋漏れがあったと発表した。しかし、今月９日に全数調査の対象から１０団地が漏れている事実が確認されたのに続き、１団地が抜けている事実が追加で確認されたのだ。これで、実際に鉄筋漏れの問題のあるＬＨ団地は、計１０２ヵ所のうち２０ヵ所になった。

李社長を含むＬＨ役員らは、今回の事態の責任を取って辞意を表明した。李社長は、「私の進退問題は、人事権者の意思に従う」とし、「警察と公正取引委員会、監査院に対して捜査と調査を依頼し、今回の事態はＬＨの根本的な問題から起因しただけに、組織縮小と機能分散に乗り出す」と明らかにした。


チョン・スング記者　イ・チュクボク記者 soon9@donga.com · bless@donga.com