京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)でホームレス向けの無料給食所「アンナの家」を運営する「青い目の司祭」キム・ハジョン神父(66)が最近、祖国イタリアで自伝的エッセイ「愛の料理人(Chef Per Amore)」を出版した。
キム神父は10日(現地時間)、イタリアの首都ローマの駐教皇庁韓国大使館で出版記念会を開き、「韓国と韓国人は美しくて、その美しさをこの本で伝えたかった」と話した。彼は、韓国では2021年、彼の分かち合いの意志を明らかにしたエッセイ集「愛がご飯を食べさせてくれる」を出版した経緯がある。
1987年に司祭品を受けたキム神父は、1990年、聖母献身宣教会から韓国に派遣された最初の宣教師として韓国に来た。キム神父は、ビンチェンシオ・ボルドーという名前を韓国で「神の僕」という意味のキム・ハジョンに改名した。1992年、京畿道城南市で貧民向けの牧会を始め、1997年の通貨危機以降は、増えたホームレスを助けるために、1998年に「アンナの家」をオープンした。昨年8月、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の金建希(キム・ゴンヒ)夫人がここで炊き出しや皿洗いのボランティア活動をしたことが知られ、話題になった。
趙은아 achim@donga.com