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韓国次世代アーテイスト紹介展、4ヵ所で開催

韓国次世代アーテイスト紹介展、4ヵ所で開催

Posted August. 16, 2023 08:23,   

Updated August. 16, 2023 08:23

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グローバルアートフェア「フリーズ・ソウル」が昨年9月に初めて開催された時、韓国を訪れた海外の美術関係者は、主催者側推計で約8千人とされる。このうち、多くは作品販売のために参加したギャラリー関係者だったが、提携プログラムなどのために訪れたキュレーターや美術機関関係者も少なくなかった。

ソウルだけでなく、米ニューヨーク、スイス・バーゼル、中国・香港などグローバルな美術ハブを訪れる人たちにとって、アートフェアに出品された作品はおなじみだ。世界的なギャラリーが販売する作品は限られているためだ。彼らに韓国美術の現場を紹介する展示が国内の複数の私立美術館で同時に開催される。

15日、芸術経営支援センターによると、来月ソウルで開かれる「第22回韓国国際アートフェア」(KIAF、9月6~10日)、「第2回フリーズ・ソウル」(9月6~9日)を前に、韓国の次世代作家を紹介する展示が、ソウル市鍾路区(チョンロク)のアートソンジェセンター、ジャハ美術館、ミュージアムヘッドとソウル市江南区(カンナム)のソンウンで開かれる。

ソンウンは、異なる世代とテーマ・媒体を扱うアーティスト16人が参加する団体展「PANORAMA(パノラマ)」を今月16日から10月28日まで開催する。最近、国際ギャラリーで個展を開いたホン・スンヘ氏から東洋画の彩色技法を活用するイ・ジンジュ氏、オンライン上でユーチューバー「チェリー・チャン」に扮して様々なパフォーマンスを披露し話題となったリュ・ソンシル氏、仏画の形式を借用したパク・クリム氏など様々なアーティストが参加している。

ソンウンのローレンシナ・ファラント館長は、「韓国美術の現場に世界の関心が集中している。もっと様々な韓国アーティストとのつながりを作りたい」とし、「韓国のアーティストたちも海外で十分に注目される実力を備えていると思う」と話した。そして、「芸術経営支援センターで、キアフ・フリーズ連携プロジェクトとしてオンラインプラットフォームで英文企画出版物の発刊などを支援するアーティスト13人を選定した」とし、「これらのアーティストの一部をオフラインでも紹介するために展示を企画した」と述べた。

アートソンジェセンターは、2010年代以降に登場し、空間や物質を新たな視覚と方法で作業したアーティスト6人が参加するグループ展「オフサイト」を18日から10月8日まで開催する。昨年の釜山(プサン)ビエンナーレとリウム美術館のグループ展「雲の散策者」に参加したアーティストのヒョン・ナム氏、薄い糸で展示空間に絵を描くように設置作業をするオ・ジョン氏などの作品10点が展示される。

このほか、ミュージアムヘッドは若手アーティスト25人の作品30点を通じて、美術市場でスポットライトが当たらなかったアーティストの芸術世界を紹介する「ダービー・マッチ:監視者とスパイ」(9月1日~10月30日)を開くほか、ザハ美術館はアーティスト7チームが参加し、人新世(人類が地球環境に大きな影響を与え始めた時代)に人間を含むすべての生命が生きる土地を提示する「ハイブリッド・グラウンド」(8月20日~10月22日)展を開く。


金民 kimmin@donga.com