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ユーチューブのミッドロール広告「否定的な感情を引き起こし、なおさら記憶に残る」

ユーチューブのミッドロール広告「否定的な感情を引き起こし、なおさら記憶に残る」

Posted August. 17, 2023 08:30,   

Updated August. 17, 2023 08:30

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ユーチューブなど動画の中間に挟まれるミッドロール広告が映像の前後に挿入された広告よりむしろ視聴者の記憶に強く焼き付けられるという研究結果が出た。楽しく見ていた映像の途中に広告が出れば視聴者が「イライラ」を感じながらも広告をよりよく覚えているという説明だ。

蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)バイオメディカル工学科のキム・ソンピル教授研究チームは16日、動画広告を視聴する間に発生する情緒的反応を脳波で測定した結果を発表した。研究結果によると、ミッドロール広告が挿入されたコンテンツを視聴したグループがコンテンツの前後に広告を見るグループより多くの広告を記憶したという。

今回の研究で、ミッドロール広告を視聴したグループにはコンテンツの途中で6つの広告を3つずつまとめて2回にわたって露出した。バラエティとドラマの計2本の動画を視聴させ、計12本の異なる広告を露出したのだ。他のグループはコンテンツの中間ではなく、コンテンツの前後に同じ数の広告を露出した。その結果、ミッドロール広告を視聴したグループには「否定的感情」が見られたが、むしろ記憶した広告の数は多かった。ミッドロール広告が視聴を妨害し否定的な感情が生まれたが、広告の中の商品に対する購買意向に変化はなかった。コンテンツに対する興味度も両グループとも統計的に差がなかった。


チョン・ナムヒョク記者 forward@donga.com