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尹大統領「北朝鮮は核使用も辞さない、3ヵ国安全保障協力体制が堅固に」

尹大統領「北朝鮮は核使用も辞さない、3ヵ国安全保障協力体制が堅固に」

Posted August. 22, 2023 08:38,   

Updated August. 22, 2023 08:38

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が21日、乙支(ウルチ)閣議で、「北朝鮮は戦争目的を達成するためなら、あらゆる利用可能な手段を総動員し、核使用も辞さないだろう」とし、「北朝鮮の挑発の脅威が大きくなればなるほど、韓米日3ヵ国の安全保障協力の結晶体の構造はさらに強固になるだろう」と話した。ワシントン宣言で韓米核協議グループ(NCG)を発足させ、キャンプデービッド共同声明を通じて脅威に対する3ヵ国の共同対応を明文化した尹大統領が、強力な抑止の意志を明らかにした。

尹大統領は同日、龍山(ヨンサン)大統領室で開かれた乙支閣議で、「北朝鮮は(開戦初期から)国家重要施設を攻撃し、国家基盤システムを麻痺させようとするだろう」とし、「国家重要施設に対する防護対策を抜本的に改善しなければならない」と述べた。また、「今年の演習から政府レベルの北朝鮮核対応訓練を初めて実施する」とし、「(北朝鮮の攻撃に備えた)3つの状況」を中心に演習を徹底するよう指示した。また、「核警報伝達システムと国民行動要領を広報し、国民救護と治療のための国家的対応能力もしっかり点検してほしい」と強調した。

尹大統領は、「北朝鮮は開戦初期から偽装平和攻勢とフェイクニュースの流布、反国家勢力を活用した宣伝扇動で極度の社会混乱と分裂を引き起こすだろう」とし、「これは迅速な戦時転換を妨げ、本格的に戦う前に敗北する状況になる恐れがある」と指摘した。その上で「フェイクニュースと偽装攻勢、宣伝扇動を徹底的に粉砕し、国論を結集することが何よりも重要だ」と付け加えた。

18日にキャンプデービッドで行われた韓米日首脳会談の北朝鮮関連の成果も強調した。尹大統領は、「韓米日3ヵ国は、北朝鮮のミサイル情報の早期警報システムを構築し、韓米日軍事防衛訓練を体系的な計画に基づいて定期的に実施する」とし、「北朝鮮政権の核・ミサイル開発資金源であるサイバー違法活動を監視して遮断するために韓米日の能力を集中させる」と述べた。

尹大統領は同日、龍山大統領室危機管理センターで開かれた乙支国家安全保障会議(NSC)でも、「真の平和は一方的な懇願や一方的な善意ではなく、圧倒的な力によってのみ守られる」とし、「北朝鮮は先制核攻撃や攻勢的な戦争準備を口にするが、私たちは北朝鮮のいかなる挑発にも即時に圧倒的な力で報復する」と強調した。


全主榮 aimhigh@donga.com