ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者のプリゴジン氏が、モスクワへの武装蜂起からちょうど２ヵ月経った２３日（現地時間）、謎の飛行機墜落で死亡した。プリゴジン氏は、ロシアのプーチン大統領の最側近だったが、ウクライナ戦争の過程で起こった正規軍との対立で、６月２３日に武装蜂起を起こした。プーチン体制に反旗を翻した人物が相次いで死を迎えた状況が再現されたのだ。
ロシア国営タス通信などによると、同日、モスクワを出発して故郷のサンクトペテルブルクに向かったプリゴジン氏の専用機は、午後６時頃にトヴェリ州クジェンキノの畑に墜落した。当局は、プリゴジン氏、ワグネルの共同創設者であるドミトリー・ウトキン氏ら搭乗者１０人全員が死亡したとみられると明らかにした。バイデン米大統領は同日、「ロシアで起きることでプーチン氏が背後にいないことはあまりない。驚きはない」と述べ、プーチン政権が背後の可能性を提起した。
パリ＝チョ・ウンア特派員 특파원achim@donga.com
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