バドミントン韓国代表チームが杭州アジア大会を1ヵ月後に控えて開かれた世界選手権で過去最高の成績を収めた。
韓国は28日、デンマーク・コペンハーゲンで閉会した2023年世界バドミントン連盟(BWF)世界選手権で、全5種目のうち3種目(女子シングルス、混合ダブルス、男子ダブルス)で金メダルを獲得した。女子ダブルスでも銅メダルを獲得した。金メダル3個と銅メダル1個は1977年に始まった同大会で韓国が記録した過去最高成績だ。
女子シングルス世界ランキング1位の「シャトルコック天才」アン・セヨン(21・三星生命)が今大会の優勝で世界選手権シングルスで1位を獲得した初の韓国人選手となった。1996年アトランタ五輪金メダリストのパン・スヒョン(51)も世界選手権の優勝経験はない。男子シングルスでも1995年のパク・ソンウ(52)の2位が、これまでの最高成績だ。
「左利きダブルスの皇帝」ソ・スンジェ(26・三星生命)はチェ・ユジョン(28・仁川国際空港)とペアを組んだ混合ダブルスとカン・ミンヒョク(24・三星生命)とともに出場した男子ダブルスでいずれも優勝した。韓国バドミントン選手が世界選手権で2冠に輝いたのは、パク・ジュボン(1985、1991年)、キム・ドンムン(1999年)に続いてソ・スンジェが4人目。
キム・ソヨン(31・仁川国際空港)-コン・ヒヨン(27・全北銀行)組は3位決定戦を制して銅メダルを獲得した。そして2021年3位、昨年2位に続き3年連続の入賞を果たした。
今大会で入賞した韓国選手6人全員が杭州アジア大会に出場する。韓国バドミントン代表チームは2018年ジャカルタ・パレンバンアジア大会ではメダルを一つも取れなかった。これに対し、杭州大会の時は「全種目メダル」を目標に今年は公式外泊すら一日もせず練習に打ち込んできた。世界選手権を成功裏に終え、バドミントン界では「杭州でアジア大会で過去最高成績を塗り替えることもできるだろう」という期待が高まっている。
アジア大会のバドミントンには男女団体戦まで入れて7個の金メダルがかかっている。韓国バドミントンのアジア大会での金メダルは1994年広島大会と2002年釜山(プサン)大会の4個が最多記録。全体メダル数では1986年ソウル大会の時、10個(金3個、銀2個、銅5個)が最多記録だ。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com