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ロシアの高麗人ピアニスト、アルセニー・ムンが伊ブゾーニ国際コンクールで1位

ロシアの高麗人ピアニスト、アルセニー・ムンが伊ブゾーニ国際コンクールで1位

Posted September. 05, 2023 08:21,   

Updated September. 05, 2023 08:21

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イタリアのボルツァーノで3日(現地時間)閉幕した第64回フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノコンクールで、父親が韓国系(高麗人)のロシアのピアニスト、アルセニー・ムン(24)が1等賞のブゾーニ賞を受賞した。アルセニー・ムンは15年間受賞者をいなかったアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ賞も受賞した。ブゾーニコンクールは1949年に創設され、韓国人では2015年にムン・ジヨンが、2021年にパク・ジェホンが優勝した経緯がある。ミケランジェリー賞はイタリアの世界的ピアニストであるミケランジェリーを称える賞で、審査委員全員が合意して授与する。

アルセニー・ムンは、「半分は韓国人だと思うけど韓国に行ったことはない。今回の受賞をきっかけにぜひ韓国を訪問し、演奏もしたい」と話した。6歳の時にピアノを始め、サンクトペテルブルク音楽院を経てニューヨークのジュリアード音楽院に在学中だ。2016年にヴェルビエ・フェスティバル特別賞を、2017年にポーランドのルービンシュタイン追悼コンクールで1等賞を受賞した。2019年から楽器製作会社ヤマハの公式アーティストとして活動している。


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com