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ロシアとベラルーシ、杭州アジア大会不参加の見通し

ロシアとベラルーシ、杭州アジア大会不参加の見通し

Posted September. 16, 2023 08:40,   

Updated September. 16, 2023 08:40

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ロシアとベラルーシが23日、中国杭州で開幕するアジア大会に参加できない。

ロシア国営タス通信は14日(現地時間)、「ロシア・オリンピック委員会(ROC)のスタニスラフ・ポズドニャコフ委員会が『大会開幕を9日後に控えた現在も招待状を受け取っていない状況だ』と述べた」と報じた。

アジア大会を主管するアジアオリンピック評議会(OCA)は、ロシアとベラルーシ選手団を最大500人まで杭州アジア大会に招待する計画だった。1年半の間、国際大会に出場できていない両国の選手たちが来年のパリ五輪に出場できるよう支援するという趣旨だった。

昨年2月のウクライラ侵攻後、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアだけでなく侵攻を助けたベラルーシの選手団に対しても国際大会への出場を禁止した。そして今年3月、戦争を支持せず軍と関係のない選手は「個人資格」で国際大会に参加できるよう道を開いた。その後、柔道、卓球、テコンドーの国際大会にロシアとベラルーシの選手たちが出場している。OCAもロシアとベラルーシ選手のアジア大会参加を推進した。

しかし、杭州アジア大会には結局、アジアの国と地域だけが参加することになった。これに対してロシアのイーゴリ・レヴィチン大統領補佐官は「IOCがわれわれのアジア大会出場を阻止したのだ。IOCはOCAの決定を無視するほど独裁的な組織だ」と批判した。

ロシアはただ、パリ五輪はボイコットしない計画だ。ポズドニャコフ委員長は「1980年モスクワ大会と1984年ロサンゼルス大会の時、政治的な理由でオリンピックボイコットがあった。オリンピックボイコットは誰にも利益をもたらすことができず、選手たちだけが被害を受けた」と話した。


金培中 wanted@donga.com