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EU「ウクライナ産農産物の輸入制限措置を解除」

EU「ウクライナ産農産物の輸入制限措置を解除」

Posted September. 18, 2023 08:46,   

Updated September. 18, 2023 08:46

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欧州連合(EU)が東欧5ヵ国に一時的に許可した「ウクライナ産穀物輸入制限」措置を解除することを決めた。ウクライナは、EU内の自国農産物の輸出の道が開かれ安堵したが、EU加盟国であるポーランド、ハンガリー、スロバキアの3ヵ国はこれを受け入れなかった。ウクライナを支援しようとするEUと自国農産物の価格下落を防ごうとする東欧加盟国の間で連帯に亀裂が入るのではないかという指摘が出ている。

16日(現地時間)、CNNなどによると、欧州委員会は同日からウクライナ産農産物のすべての輸入制限措置が解除されると明らかにした。5月にEUは、ウクライナの主要輸出通路だった黒海航路が戦争で封鎖されると、小麦・トウモロコシ・菜種・ヒマワリの種などウクライナ産穀物4品目に対して、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアなどEU東欧国家5ヵ国を経由してアフリカ、中東に輸出できるよう支援した。

その結果、東欧を経由するのではなく、これらの国に直接流入するウクライナ産農産物が急増し、当該国で生産された農産物の価格が暴落する副作用が続出した。このため各国の農家の反発が続き、EUは5ヵ国の経由のみ許可し、ウクライナ産の直接輸入は一時禁止した。欧州委員会は、「この措置の施行後、5ヵ国の副作用が解消された」と解除の理由を説明した。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com