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人類は50万年前も木で構造物を建てて定着した、英研究チームが証拠提示

人類は50万年前も木で構造物を建てて定着した、英研究チームが証拠提示

Posted September. 22, 2023 08:41,   

Updated September. 22, 2023 08:41

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欧州の研究者たちが、アフリカで人類が約50万年前も木で構造物を建てて、定着生活をしたという事実を裏付ける証拠を発見した。

英国リバプール大学のラリー・バーラム教授などが参加した国際研究チームは20日(現地時間)、国際学術誌「ネイチャー」にこのような内容の研究結果を掲載し、「アフリカ・ザンビアのカランボ滝で発見したこの構造物は、木材を使用した最初の事例である可能性がある」と話した。

研究チームは、2019年に初めて古代人類が使用したと見られる丸太棒を初めて発見した。丸太には溝が掘られており、周辺には他の木片も散らばっていた。新しく開発した発光年代測定手法を使って、現代人類が出現する前の約47万6000年前から存在した木材という事実を確認した。研究チームは当時、人類が石斧で木を切り取った後、嵌めるように加工したものと推定した。バ-ラム教授は、「(人の)足や食べ物、薪などを乾燥させる構造物の一部だったはず」とし、「遺跡地に石や骨のようにさらに多くの木の遺物が残っていれば、『木材時代』という表現を使うこともできる」と話した。

木材などの有機物は、一般的に数千年にわたって分解される。今回研究チームが発見した木材構造物は、水没した堆積物のおかげで数十万年が経っても元の状態を維持できたことが分かった。砂や土などが、木材の腐食を誘発する酸素や微生物の接近を防いでくれたのだ。

研究チームは、木材構造物を活用したのは、ホモ・サピエンスより古い人類の祖先であるホモ・ハイデルベルゲンシスだった可能性が高いと見ている。

米紙ニューヨークタイムズによると、木材を構造的な建築物に使った最も古い事例は、英国の湖で発見された9000年前の木版だった。同紙は、「今回の発見は、人類の構造木工技術の歴史を大きく繰り上げたものだ」と指摘した。


チ・ミング記者 warum@donga.com