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米FRB、金利据え置き…年内の追加引き上げを示唆

米FRB、金利据え置き…年内の追加引き上げを示唆

Posted September. 22, 2023 08:41,   

Updated September. 22, 2023 08:41

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米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は20日(現地時間)、政策金利を据え置いたが、年内の追加金利引き上げの可能性を開いておいた。特に米経済の強力な回復傾向と原油価格の上昇などのリスクを勘案し、政策金利を「より高くより長く(higher for longer)」維持することを示唆した。韓国国内外の金利高の基調が長期化しかねないという懸念に、総合株価指数(コスピ)も急落した。

FRBのジェローム・パウエル議長は同日、19日と20日の2日間にわたる連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会議後の記者会見で、「緊縮政策の効果を見守るために、委員会は今月政策金利を据え置き、量的緊縮を持続することを決めた」と明らかにした。これに伴い、米政策金利は5.25~5.50%で、韓国との金利格差は先月と同様で最大2.0%ポイントだ。

FOMCの委員らの年末の最終金利の予測値の中間値は5.6%(5.50~5.75%)で、6月の予測値を維持した。これは11月と12月に2回残っているFOMC会議のうち、少なくとも1回の追加引き上げの可能性があるという意味だ。また、米連邦準備制度理事会は、来年の最終金利の予測値を5.1%(5.0~5.25%)と、6月予測値の4.6%に比べて0.5%ポイント高く設定し、5%台の金利を長期間維持することを示唆した。

米国の緊縮基調の長期化の可能性が高まり、国内金融市場も打撃を受けた。21日、コスピは前日より44.77ポイント(1.75%)下がった2514.97で取引を終えた。コスダックも、22.04ポイント(2.50%)下がった860.68で取引を終えた。ドル高が予想され、外国為替市場も乱高下した。同日のウォン相場は、前日より1ドル=9.6ウォンのウォン安ドル高の1339.7ウォンで取引を終えた。


金玹秀 kimhs@donga.com