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バイデン氏42%VSトランプ氏51%、米大統領選支持率9ポイント差に広がる

バイデン氏42%VSトランプ氏51%、米大統領選支持率9ポイント差に広がる

Posted September. 26, 2023 08:27,   

Updated September. 26, 2023 08:27

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来年の米大統領選で、バイデン大統領とトランプ前大統領が再び対決する可能性が高い中、トランプ氏がバイデン氏を大きく上回る世論調査結果が出た。誤差範囲内で拮抗していたこれまでの調査とは異なり、与党民主党の不安が高まっている。

24日に発表された米ABCテレビとワシントン・ポストの調査結果によると、トランプ氏の支持率は51%でバイデン氏(42%)を9ポイント上回った。この調査は、15~20日、米有権者1006人を対象に行われた。標本誤差は±3.5%。

これは、伝統的に民主党支持性向が強く、2020年の大統領選でもバイデン氏に投票したヒスパニック系、黒人、若年層の支持率が以前ほど高くないことが主な原因とみられる。ABCテレビは、非白人有権者のバイデン氏への支持率は50%で停滞した一方、トランプ氏に対する支持率は今年に入って32%から43%に上昇したと伝えた。

特にヒスパニック系有権者のトランプ氏への支持率は50%で、バイデン氏(44%)を上回った。米調査会社エジソン・リサーチによると、2020年の大統領選当時、ヒスパニック系有権者の65%がバイデン氏に票を投じた。

81歳のバイデン氏の年齢と絶えない健康不安説なども、若年層有権者の票心を蝕んでいる。ABCテレビは、今回の調査で18~35歳の回答者の53%がトランプ氏を支持したと明らかにした。38%にとどまったバイデン氏より15ポイント高い。

これに先立ち、シンクタンクのアメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)が8日に発表した調査でも、50歳未満の黒人有権者の20.9%だけが「バイデン大統領の再選の挑戦を支持する」と答えた。大学の学費減免など若い有権者が重視する議題について、バイデン氏が特に対策を打ち出せなかったという不満が反映されたとみられる。

バイデン氏は、1200万件の雇用創出など自身の経済政策「バイデノミクス」による成果を主な功績として掲げている。しかし、経済成果に対して「肯定的に評価する」という回答者は25%にすぎなかった。同日公開されたNBCテレビの世論調査でも、バイデン氏の国政運営を否定的に見ているという回答が56%に達した。2021年1月の政権発足後、最も悪い数値だ。

バイデン氏は、民主党の一部から出ている代替候補論を一蹴し、黒人・インド系のハリス副大統領を4年前と同様、ランニングメート(副大統領候補)にする考えを再確認した。また、23日の黒人議員連盟「ブラック・コーカス」の会合で支持を呼びかけた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 キム・ボラ記者 weappon@donga.com