最大野党「共に民主党」の新しい院内代表に親明(親李在明)系とされる当選3回の洪翼杓(ホン・イクピョ)議員(55=ソウル中・城東甲、写真)が選出された。洪氏は26日午後、国会で開かれた同党の総会の決選投票で、南仁順(ナム・インスン)議員、金民錫(キム・ミンソク)議員(得票順)を抑えて当選した。
洪氏は就任演説で、「李在明(イ・ジェミョン)体制」の維持を強調し、「一つのチームになって李在明代表と共に来年の総選挙で勝利するための力をつくる」と述べた。
今回の選挙は、李氏の逮捕同意案可決に対する責任をめぐって、非明系(非主流派)の朴洸瑥(パク・グァンオン)前院内代表が辞任したことで行われた。洪氏は4月の院内代表選では朴氏に敗れたが、再挑戦の末、最大野党の院内司令塔となった。
李氏は同日、裁判所で開かれた令状実質審査に出席した。李氏が拘束される場合、洪氏は同党の党憲・党規に基づき、党代表欠席時の権限代行を務めることになる。洪氏は当選後、記者団、「(李氏の拘束令状が)当然却下されると確信しているが、結果に応じて党は非常な覚悟で闘う準備もする」とし、「もし明日却下されて(李氏に)会えば、今後の党運営について李代表と包括的に相談し、代表を中心に来年の選挙を滞りなく準備できるようにする」と述べた。
李氏の逮捕同意案に賛成票を投じた議員に対する懲戒が議論されていることについては、「民主性、多様性が保障されなければならないが、それに応じて政治的責任を負わなければならない時もある」と話した。
同党は同日、異例にも政見発表と投・開票をすべて非公開にした。これをめぐって、先週末に指名職最高委員を辞任した非明系の宋甲錫(ソン・ガプソク)議員が、「政見発表を非公開にする理由は何か」と抗議した。
キム・ウンジ記者 eunji@donga.com