Go to contents

アルメニア人たち、「民族浄化」の恐怖に「アゼルバイジャン脱出」

アルメニア人たち、「民族浄化」の恐怖に「アゼルバイジャン脱出」

Posted September. 27, 2023 08:44,   

Updated September. 27, 2023 08:44

한국어

欧州と中央アジアを結ぶコーカサス地域でアルメニアとアゼルバイジャンの対立が激化する中、アゼルバイジャンが紛争地域であるナゴルノ・カラバフを支配したため、「民族浄化」を恐れたアルメニア系住民が脱出している。

AP通信などによると、アルメニア政府は25日、ナゴルノ・カラバフの住民少なくとも約6650人がアルメニアに入ったと明らかにした。ナゴルノ・カラバフのアルメニア人自治州の指導部は、「この地域のアルメニア系住民の99%が入国を望んでいる」と主張した。

人口12万人のナゴルノ・カラバフの住民のほとんどは、ソ連時代から居住してきたアルメニア人だ。しかし、この地域は1991年のソ連崩壊後、独立したアゼルバイジャンに属し、アルメニア人が自治州を構成して独立を宣言し、両国の火薬庫となった。

両国はロシアの仲裁で辛うじて勢力均衡を維持してきたが、ロシアがウクライナ戦争に専念する間に武力衝突を再開した。アゼルバイジャンは19日、地雷爆発で自国の民間人が死亡したとして攻撃を加え、20日に自治軍勢力を降伏させ、この地域を支配した。

ナゴルノ・カラバフの住民は、この状態で休戦協定が結ばれたため、生きる道がないと考えて大脱走を始めた。ある住民は「誰も帰らない。ナゴルノ・カラバフの話はもう永遠に終わった」とロイター通信に語った。


キム・ボラ記者 purple@donga.com