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ラ・ボエーム、蝶々夫人、トスカ、プッチーニの旋律に染まる秋

ラ・ボエーム、蝶々夫人、トスカ、プッチーニの旋律に染まる秋

Posted September. 28, 2023 09:23,   

Updated September. 28, 2023 09:23

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2024年はイタリア近代オペラの完成者であり、世界オペラ制作の4分の1を占めるジャコモ・プッチーニ(1858~1924)の没後100年となる年。世界中で関連イベントやフェスティバルが予告される中、今秋、全国でプッチーニ・オペラが幕を上げる。

韓国文化芸術会館連合会は10月6日、全羅南道(チョンラナムド)の長興(チャンフン)文化芸術会館を皮切りに13、14日、京畿道広州(キョンギド・クァンジュ)の南漢山城(ナムハンサンソン)アートホール、20、21日、全羅南道の順天(スンチョン)文化芸術会館でプッチーニの代表作品「ラ・ボエーム」を公演する。公演企画制作会社「HalmaCine Tokki」が共同制作に参加した。女主人公のミミ役にソプラノ歌手ユン・ジョンナン、イ・ダミ、男主人公の詩人ロドルフォ役にテノール歌手のシン・サングン、キム・ヒョジョン、ロドルフォの友人である画家マルチェッロ役にバリトン歌手のカン・ヒョンギュ氏が参加する。

制作総監督を務めるHalmaCine Tokkのチャン・ギルファン代表は18日に開かれた懇談会で、「ビームプロジェクターとメディアアート技術を活用して舞台の背後と客席の左右の壁面に映像を送出し、19世紀のパリの雰囲気を演出する予定だ。最近、オペラ公演にビームプロジェクターを活用することが多いが、3面を活用して観客を囲むように没入感を高めるのは珍しい」と説明した。チャン代表は、「1幕、4幕の屋根裏部屋と2幕のカフェ、3幕の雪の降るパリ郊外が公演場に再現されたように感じられるだろう」と話した。

城南アートセンターは10月12~15日、プッチーニの「蝶々夫人」をオペラハウスで公演する。公演とファッションを司る演出家のチョン・グホ氏が原作舞台である19世紀の日本を西暦2576年の宇宙に変える斬新な演出を試みる。チョン氏は20日に開かれた懇談会で、「原作の帝国主義的な要素とピンカートンと蝶々さんの階級差をなくすために背景を変えた」と明らかにした。蝶々さん役にはイム・セギョンとパク・ジェウン、男主人公のピンカートン役にはテノール歌手のイ・ボンジュ、ホ・ヨンフン氏が出演する。

ソウル江東(カンドン)アートセンター大劇場漢江(ハンガン)では10月13、14日、「最も男性的なプッチーニのオペラ」と呼ばれるナポレオン戦争を背景にした「トスカ」が公演される。オペラ歌手トスカ役をキム・ラヒ、ソ・ソンヨン、恋人の画家カヴァラドッシ役はテノール歌手のパク・ソンギュ、シン・サングン、ローマ警視総監スカルピア役はバリトン歌手のパク・ジョンミン、チョン・スンギ氏が演じる。

京畿道高陽(コヤン)アラムヌリのアラム劇場では、プッチーニ最後の傑作「トゥーランドット」が11月11、12日に公演される。ソウルオペラ団が10月26~29日に世宗(セジョン)文化会館大劇場で公演する「トゥーランドット」のプロダクションを引き継ぐ演出家ソン・ジンチェク氏の「トゥーランドット」だ。トゥーランドット姫役にソプラノ歌手のイ・ユンジョン、キム・ジウン、命を賭けて求婚するカラフ王子役にテノール歌手のシン・サングン、パク・ジウン、犠牲となってカラフに命を捧げる召使リュー役にソプラノ歌手のシン・ウンヘ、パク・ソヨン氏が出演する。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com