アジア大会3連覇に挑む韓国女子ハンドボールが決勝に進出した。
韓国は3日、中国杭州にある浙江工商大学スポーツセンターで行われたアジア大会女子ハンドボール準決勝で中国を30-23で下した。決勝は5日午後6時、同じ会場で行われる。
女子ハンドボールは20年近く中国に敗れたことがない。2004年広島アジア選手権準決勝で1点差(25-26)で負けたのが最後だ。同日の試合以前の中国との歴代対戦成績も36勝3分け3敗で、韓国が大きくリードしていた。
しかし、中国のホームで韓国は試合序盤に苦戦した。競技場を埋め尽くした3000人余りの中国人観客が「加油(頑張れ)」を叫びながら自国選手たちを応援し、観客の一方的な応援を背にした★中国選手たちもゴールを決めてははぐに速攻で得点するなど、豊富な運動量で韓国を圧迫した。前半は韓国が15-14の1点差でリードした。
後半は韓国の貫禄が輝いた。後半2分に中国がゴールを決めて15-15に並んだが、その後20分間、失点を4点に抑える間、13得点で逃げ切り点差を9点(28-19)まで広げた。前半に休まず走り続けた中国選手たちも体力が落ちたようで動きが鈍くなり、韓国選手たちは老練に中国選手たちが見せた空いたスペースに切り込み着実に得点を積み上げた。
欧州最高レベルのハンドボールリーグと評価されるハンガリーリーグのジェーるでプレーするリュ・ウンヒ(33)が両チーム最多の7ゴールを決めたほか、主将イ・ミギョン(32)が6得点、カン・ギョンミン(27)が5得点を挙げて勝利に貢献した。
韓国は1990年北京大会から女子ハンドボールがアジア大会の正式種目に採用されて以来、計8大会で7度優勝している。2010年広州大会で銅メダルにとどまったのが唯一の「ノーゴールド」だ。
金培中 wanted@donga.com