シーズン１００勝のドジャース、まさかの３連敗で地区シリーズ敗退

ワイルドカードシリーズから勝ち上がったアリゾナ・ダイヤモンドバックスが今季１００勝チームのロサンゼルス・ドジャースを相手に３連勝を挙げる「番狂わせ」でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

アリゾナは１２日、ドジャースとの今季ナショナルリーグ（ナ・リーグ）の地区シリーズ（５戦３勝制）第３戦で４－２の勝利を飾った。これで３戦全勝を記録したアリゾナは、２００７年以降１６年ぶりにリーグ優勝決定シリーズに進んだ。

同日、アリゾナは、０－０で迎えた３回裏にソロ本塁打４本で先制した後、一度もリードを奪われずに試合を終えた。ポストシーズンで１イニングに本塁打４本を放ったのはアリゾナが大リーグ史上初めて。

ドジャースの敗退で今季大シーズン最高勝率を誇った３チームのうち、２チームが地区シリーズを突破できなかった。今年のレギュラーシーズンではナ・リーグのアトランタ・ブレーブスが勝率．６４２（１０４勝５８敗）で最高を記録し、アメリカンリーグ（ア・リーグ）のボルチモア・オリオールズが勝率．６２３（１０１勝６１敗）、ナ・リーグのドジャースが勝率．６１７（１００勝６２敗）だった。大リーグ全３０球団のうち１００勝以上を挙げたのはこの３チームだけだ。ボルチモアは前日の地区シリーズで、同じくワイルドカードチームのテキサス・レンジャーズに３連敗を喫してシーズンを終えた。アトランタも敗退の危機に瀕している。アトランタは１２日、フィラデルフィア・フィリーズに２－１０で完敗し、地区シリーズを１勝２敗とした。フィラデルフィアは同日、ホームラン６本で８点を奪った。両チームは１３日に第４戦を行う。

昨年のワールドシリーズ覇者ヒューストン・アストロズは１２日、ミネソタ・ツインズを３－２で下し、シリーズ戦績３勝１敗を記録し、ア・リーグ史上最多の７年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を果たした。ヒューストンはリーグ優勝決定シリーズで地元のライバル、テキサスと対戦する。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com