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与党代表「党の役割強化」をアピール、新事務総長に大邱・慶尚北道出身の親尹系を任命

与党代表「党の役割強化」をアピール、新事務総長に大邱・慶尚北道出身の親尹系を任命

Posted October. 17, 2023 08:49,   

Updated October. 17, 2023 08:49

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与党「国民の力」の金起鉉(キム・ギヒョン)代表が16日、新事務総長に大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド=TK)出身で当選2回の親尹系(尹錫悦大統領系)の李晩煕(イ・マンヒ)議員を任命した。金代表は同日、「与党と内閣、大統領室間で国民世論を伝えて反映させるうえで与党として主導的な役割を強化する」と明らかにした。しかし、11日、ソウル江西区(カンソグ)庁長補欠選挙の完敗で「首都圏危機説」が現実のものになった状況下で、来年4月の総選挙での候補公認の実務を総括する党の中核である事務総長に金代表や尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表のような慶尚道(キョンサンド)出身を任命すると、党内部から「しっかし刷新する意志があるのか」という懐疑論が出た。

与党は同日、選挙惨敗の責任を負って辞退した親尹系の中心人物である李喆圭(イ・チョルギュ)元事務総長の後任に、李喆圭氏のような警察出身の李晩煕議員を任命した。李晩煕氏は比較的派閥色が薄いという評価もあるが、昨年の大統領選挙で尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補の随行団長を務め、今年初めの最高委員選挙に立候補した時は親尹陣営の支援を受けた。政策委議長には首都圏出身の非主流派の兪義東(ユ・ウィドン)議員(当選3回、京畿道平沢乙)が任命された。柳氏は劉承旼(ユ・スンミン)京畿道(キョンギド)知事予備候補選対委員長を務め、劉承旼系に分類されている。与党の力シンクタンクである汝矣島(ヨイド)研究院の院長には、親尹系の金成願(キム・ソンウォン)議員(当選2回、京畿道東豆川・漣川)が内定した。

金代表は同日、最高委員会で「与党と内閣、大統領府の関係をより健康にする」とし、「懸案について事前に緊密に調整し、与党と内閣、大統領府間で混乱が起きないようにするが、民心とかけ離れた事案が生じれば積極的に是正を要求して貫徹させていく」と明らかにした。 前日の議員総会で「垂直的な大統領室と与党との関係を変えなければならない」という声が上がったことを受けた発言とみられる。

党内では、金代表体制で刷新に乗り出したことについて、「党内の混乱を早急に収束するための次善策」という反応と、「結局、党が生き残るためには看板(金代表)が変わらなければならない」という批判の声が交錯した。


チョ・グォンヒョン記者 buzz@donga.com