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「ワイルドカード」レンジャーズ、アストロズ破りPS7連勝

「ワイルドカード」レンジャーズ、アストロズ破りPS7連勝

Posted October. 18, 2023 08:41,   

Updated October. 18, 2023 08:41

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ワイルドカード枠でポストシーズン(PS)に進出した米大リーグのテキサス・レンジャーズが、球団創設以来初のワールドシリーズ(WS)優勝に向けて快進撃を続けている。

レンジャーズは17日、テキサス州ヒューストンのミニッツメイドパークで行われたヒューストン・アストロズとのアメリカンリーグ優勝決定シリーズ(7戦4勝制)第2戦で5-4の勝利を収めた。昨年WS覇者のアストロズを相手に前日の2-0の勝利に続き、2日連続で勝利を収めたレンジャーズは、WS進出まであと2勝となった。

朴賛浩(パク・チャンホ、引退)、秋信守(チュ・シンス、SSG)、梁玹種(ヤン・ヒョンジョン、KIA)らが所属し、韓国ファンにも親しまれているレンジャーズは、まだ一度もWS優勝を果たしていない。1961年にワシントン・セネタースに創設し、1972年から本拠地を移したレンジャーズは、昨年までの62年間頂点に立つことができなかった。現在、大リーグ30チームの中で最も長い間優勝できなかったチームはクリーブランド・インディアンスだ。しかし、インディアンスは1920年と1948年の2度もWSを制覇している。

レンジャーズのファンが今年をWS優勝の適期と考えるのは、最近レンジャーズの勢いがあまりにも良いからだ。レギュラーシーズンで92勝70敗を記録し、ア・リーグのワイルドカード2位で辛うじてポストシーズンに進出したレンジャーズだが、ワイルドカード枠シリーズでレギュラーシーズン99勝のタンパベイ・レイズに2戦全勝を収めた。地区シリーズでは、ア・リーグ最多勝のボルチモア・オリオールズ(101勝)をシリーズ戦績3-0で下した。アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1、2戦でも勝利し、レンジャーズはPSで7戦全勝と快進撃を続けている。レンジャーズが第3戦でも勝利すれば、2014年カンザスシティ・ロイヤルズが記録した大リーグPS最多連勝の8連勝に並ぶ。

レンジャーズは2010年と2011年に2度WSに進出したが、それぞれサンフランシスコ・ジャイアンツとセントルイス・カージナルスに追いつかれた。だが、今年は「ビッグゲーム」投手マックス・シャーザーなどがトレードを通じてチームに加入し、初のWS制覇への期待感が高まっている。シャーザーは19日、本拠での第3戦に先発登板する。

同日行われたリーグ優勝決定シリーズ第1戦では、フィラデルフィア・フィリーズがアリゾナ・

ダイヤモンドバックスを5-3で破り先勝した。今年のPSでで5戦全勝を挙げたアリゾナは、6試合目ぶりに初黒星を喫した。フィリーズとアリゾナはともに地区優勝ではなくワイルドカード枠でPS進出権を獲得した。両リーグの優勝決定シリーズに進出した4チームのうちアストロズだけが唯一の地区優勝チームだ。


李憲宰 uni@donga.com