入試不正の容疑で在宅起訴された曺國(チョ・グク)元法務部長官の娘チョ・ミン氏(32)が、12月の初裁判を控え、起訴内容をすべて認める立場を裁判所に提出した。検察の取調べでは一部の容疑を否認したが、裁判開始直前に立場を変えたのだ。
19日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、チョ被告は最近、裁判所に起訴内容をすべて認め、検察が提出した証拠に全て同意するという趣旨の意見書を提出した。チョ被告は2014年10月、釜山(プサン)大学医学専門大学院の随時募集を受験し、虚偽で作成された入学願書と自己紹介書、偽造された東洋(トンヤン)大学表彰状を提出した罪(偽計による公務執行妨害)などで起訴された。2013年6月、ソウル大学医学部に虚偽の自己紹介書とソウル大学法学部公益人権法センター長名義のインターンシップ確認書、東洋大学表彰状などの偽造書類を提出した罪(業務妨害および虚偽作成公文書の行使)も持たれている。
ただ、チョ被告は裁判所に出した意見書で、両親が全て起訴されたことを挙げ、「検察の公訴権乱用」と主張したという。入試不正疑惑に関連して、曺國氏は1審で有罪判決を、母のチョン・ギョンシム元東洋大学教授は最高裁で有罪確定判決をそれぞれ言い渡された。
当初、検察はチョ・ミン被告に対する起訴猶予処分を検討したが、チョ被告が検察の取調べで一部の容疑を否認したことを受け、時効満了を約10日後に控えた8月10日、チョ氏を在宅起訴した。チョ被告に対する初裁判は、ソウル中央地裁刑事16単独・李京善(イ・ギョンソン)判事の審理で12月8日に開かれる。
許桐準 hungry@donga.com