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中国が蓄電池の主要材料「黒鉛」の輸出を規制、韓国への打撃が懸念

中国が蓄電池の主要材料「黒鉛」の輸出を規制、韓国への打撃が懸念

Posted October. 21, 2023 08:43,   

Updated October. 21, 2023 08:43

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中国は12月から、蓄電池の陰極材の主要材料として使われる「高敏感性黒鉛」を、輸出統制対象に含めることにした。これに先立って、ガリウムとゲルマニウムの輸出統制に踏み切ったのに続き、黒鉛まで統制対象に追加し、中国の「資源兵器化」の歩みに拍車がかかっている。特に、中国産黒鉛に対する依存度が高い韓国企業にも、相当な悪影響は避けられないものと見られる。

20日、中国商務省と海関総署(税関)は、「黒鉛関連項目の臨時輸出統制措置の改善・調整に関する公告」を発表し、12月1日から適用することにした。中国商務部の報道官も同日、ホームページを通じて、「高感度の黒鉛品目3種を、『二重用途品目』(民間用途に生産されたが、軍需用途に転換が可能な物資)の統制リストに入れる」とし、「この措置は、中国の国家安保および利益に役立つだろう」と主張した。

「輸出統制」は「輸出禁止」を意味するものではないが、輸出業者は毎回輸出の度に当局の許可を得なければならない。また、海外購入者の情報も、当局に報告しなければならない。中国がその気になれば、いくらでも輸出を禁止する効果を出せる。

対中依存度の高い韓国は、今回の措置で直撃を受ける可能性がある。産業通商資源部によると、韓国は2021年基準で、人造黒鉛の87%、天然黒鉛の72%を中国から輸入した。


金祺容 kky@donga.com