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バイデン大統領「ロシアが北朝鮮武器でウクライナ攻撃」、金正恩氏「朝ロの百年の大計を構築」

バイデン大統領「ロシアが北朝鮮武器でウクライナ攻撃」、金正恩氏「朝ロの百年の大計を構築」

Posted October. 21, 2023 08:43,   

Updated October. 21, 2023 08:43

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ロシアがウクライナ攻撃の武器確保のために北朝鮮に頼っていると、バイデン米大統領が19日(現地時間)、強調した。ロシアが北朝鮮の武器をウクライナ攻撃に使用しているか、使用しようとしていることをバイデン氏が直接明らかにしたのだ。

バイデン氏は、ホワイトハウスで行った国民向け演説で、「ウクライナは、米国が主導する世界50ヵ国の支援を受け、ロシア軍が占領した領土の半分以上を奪還した」とし、「一方、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの都市と市民を脅かすための攻撃ドローンと弾薬を購入するためにイランと北朝鮮に頼っている」と述べた。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は19日、訪朝したロシアのラブロフ外相と会談し、「安定的で未来志向的な新時代の朝ロ関係の百年の大計を構築しよう」と述べたと、北朝鮮の朝鮮中央通信が20日、伝えた。北朝鮮は、正恩氏とラブロフ氏が「地域および国際情勢に主導的に対処し、共同の努力で全ての方面において双務的連携を計画的に拡大していくことを議論した」とし、「見解の一致を見た」とも伝えた。

これにより、プーチン氏の訪朝が近いうちに実現するものと予想される。正恩氏とプーチン氏は、北朝鮮のウクライナ攻撃用武器供与やロシアの偵察衛星技術の提供など、武器と軍事技術の取引を超え、米国に対抗する長期的な共同戦線を構築するものとみられる。

これに先立ち、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相とラブロフ氏の会談では、経済、文化だけでなく、先進科学技術分野での協力事業についても話し合われたと、同通信は伝えた。ロシアが軍事偵察衛星、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、原子力潜水艦技術など、北朝鮮に先端軍事技術を移転することを議論した可能性を示唆したのだ。また、2024~25年の交流計画書も締結したと同通信は報じた。専門家らは、「北朝鮮とロシアがこの期間、経済、エネルギー、技術協力で目に見える成果を出すという考えを示した」と見ている。

訪韓中のデニス・フランシス国連総会議長は20日、最近の北朝鮮とロシアの接近について、「休戦協定を違反したり、韓半島の安定・安全を損なうような措置や政策につながらないことを願う」と警告した。

朝鮮中央通信は20日、論評で、米軍の戦略爆撃機B-52H「ストラトフォートレス」の韓国初上陸について、「最初の消滅対象」と警告した。核武装が可能な米軍の代表的な戦略爆撃機であるB-52Hは前日、忠清北道清州(チュンチョンプクト・チョンジュ)の空軍基地に着陸した。


コ・ドイェ記者 yea@donga.com