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8月の新生児が1万人台、1年間で12.8%減

8月の新生児が1万人台、1年間で12.8%減

Posted October. 26, 2023 08:42,   

Updated October. 26, 2023 08:42

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8月に生まれた赤ちゃんの数が、ここ2年9ヵ月以来最大幅に減少した。一方、死者は史上最も多く、人口1万人以上が自然減少した。新型コロナのエンデミック(風土病化)の特需が終わり、結婚件数も再び減少した。

統計庁が25日発表した「人口動向」によると、8月の出生児数は1万8984人で、1年前より12.8%(2798人)減少した。8月基準で、1981年に統計を取り始めて以来、最も少ない規模だ。8月の出生児数が2万人を下回ったのも今年が初めてだ。8月の出生児数は、2016年に史上最低値(3万3897人)に下がって以来、毎年最低値を更新している。

取り分け減少幅が大きかった。2020年11月(マイナス15.5%)以来、最大幅に減少した。8月だけを見ると、2008年(マイナス14.2%)と2001年(マイナス13.4%)に続き、3番目に大きな減少幅となる。少子化のテンポが速くなったもので、コロナ禍の中減っていた結婚が、出生児数に本格的に影響を及ぼし始めたものと分析される。

死者数は1年前より1.7%(500人)増えた3万540人で、史上最多だった。このため、人口1万1566人が自然減少した。人口の自然減少幅も、やはり8月基準では史上最大だ。今年1月から8月まで自然減少した人口は7万2725人だった。

8月の結婚件数は、1年前より7.0%減の1万4610件で、史上最も少なかった。新型コロナのパンデミックで引き延ばされていた結婚が続き、結婚件数は昨年8月から今年3月まで前年より増加傾向だった。エンデミック効果が終わり、結婚件数が再び減ったのだ。統計庁の関係者は、「コロナ禍の中、延ばされていた結婚が、今年上半期までにある程度解消されたと見られる」と説明した。


 世宗市=ソン・ヘミ記者 1am@donga.com