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宝物「扶安来蘇寺の高麗銅鐘」を国宝に昇格

宝物「扶安来蘇寺の高麗銅鐘」を国宝に昇格

Posted November. 01, 2023 08:55,   

Updated November. 01, 2023 08:55

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文化財庁は31日、高麗(コリョ)後期銅鐘の中でも芸術性に優れた宝物全羅北道扶安(チョルラブクド・プアン)の「来蘇寺(ネソサ)銅鐘」(写真)が国宝に昇格すると発表した。

高さ103センチの来蘇寺銅鐘は現存する高麗後期銅鐘の中で最も大きい。鐘が作られた由来が書かれた鋳鐘記にハン・ジュンソ(韓敍)という職人が1222年700斤(約420キロ)の重さで製作したことが確認できる。扶安の青林寺(チョンリムサ)に奉安され、哲宗(チョルジョン)の時の1850年、来蘇寺に移された。

空中を飛ぶような躍動的な場面を表現した龍鈕(ヨンニュ=梵鐘の一番上にある龍の姿をした輪)と蓮の花模様が立体的に装飾された鐘の肩部分など装飾性と造形性に優れている。特に、胴体はバランスの取れた比例と美しい曲線を具現しているという評価だ。文化財庁は、「統一新羅文化を継承しながらも高麗の特徴をよく表している代表作」とコメントした。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com