米国が14日(現地時間)、SM-6艦隊空迎撃ミサイル(写真)の韓国への売却を暫定承認した。「海のパトリオット」と呼ばれるSM-6は、北朝鮮の航空機や弾道ミサイルはもとより、極超音速ミサイルまで迎撃可能な多目的ミサイルだ。2025年から実戦配備される韓国軍の次世代イージス艦に配備されれば、対北朝鮮ミサイル防御能力が大幅に強化される見通しだ。
米国防総省傘下の国防安全保障協力局(DSC)は同日の声明で、「国務省が6億5000万ドル(約8460億ウォン)規模のSM-6ブロック1ミサイルや関連装備の対外軍事販売(FMS)を承認した」とし、「今回の販売は、韓国の脅威対応力を向上させると同時に、米国と他の同盟との相互運用性を強化する」と明らかにした。
北朝鮮は同日、新型中距離弾道ミサイル(IRBM)に使用する固体燃料エンジン試験に成功したと明らかにした。北朝鮮はこれに先立ち、米本土を攻撃できる固体燃料の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星-18型」を試験発射している。今回は火星-18型固体燃料ロケットを改造し、新型IRBMの完成まで目前にしているものと見られる。新型IRBMは韓半島はもちろん、米戦略資産の発進基地であるグアムまで攻撃できる。固体燃料ミサイルは奇襲的な発射が可能で、発射前の探知が難しい。
尹相虎 ysh1005@donga.com