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申源湜国防長官、「北朝鮮、30日までに偵察衛星打ち上げの可能性」

申源湜国防長官、「北朝鮮、30日までに偵察衛星打ち上げの可能性」

Posted November. 20, 2023 08:37,   

Updated November. 20, 2023 08:37

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北朝鮮がこれまで2度失敗した軍事偵察衛星の打ち上げを今月末までに行うだろうと、申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官(写真)が見通した。韓国軍も今月30日、独自の技術で開発した初の偵察衛星を打ち上げる計画であるため、南北が同じ日に偵察衛星を打ち上げる可能性があるという観測も流れている。

申氏は19日、KBSのテレビ番組に出演し、「北朝鮮が早ければ1週間以内か、遅くとも今月30日には3回目の偵察衛星を打ち上げるのではないか」と述べた。そして、「韓米が合同で(北朝鮮の動向を)監視している」とし、「1週間前後で打ち上げることができる準備が進んでいる」と付け加えた。また、「偵察衛星を打ち上げるには、エンジンを適切に装備しなければならないが、ロシアの助けで問題をほぼ解消したと判断する」とも述べた。5月と8月の2度にわたって北朝鮮は偵察衛星の打ち上げに失敗したが、その原因はエンジンの欠陥と推定された。このエンジン問題が朝ロの技術取引によって解決された可能性があるということだ。

30日は、米テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏が設立した宇宙企業スペースXのロケット「ファルコン9」が韓国軍の偵察衛星1号機を打ち上げる日だ。一部では、北朝鮮が自分たちの偵察衛星打ち上げを挑発ではなく韓国のように宇宙を平和的に利用するためのものだと主張するために、意図的に韓国軍と同じ日に衛星を打ち上げるという観測も流れている。

北朝鮮が11日と14日に燃焼試験を行い、成功したと明らかにした中距離弾道ミサイル(IRBM)用の新型固体エンジンについて、申氏は「(北朝鮮の技術に)かなりの進展があったと把握される」とし、北朝鮮が近く打ち上げに乗り出すと予想した。

北朝鮮とロシアの砲弾などの兵器取引については、「今年、金正恩(キム・ジョンウン)総書記がロシアを訪れ、(兵器取引が)大幅に増えた」とし、「これまでに(兵器を積んだ)コンテナ約3千個がロシアに渡ったと把握される」と明らかにした。


孫孝珠 hjson@donga.com