韓国産キムチ、今年過去最多の９３ヵ国に輸出…日本が４０％で最多

韓国産キムチの輸出先が史上初めて９０ヵ国を超えた。年間キムチ輸出額も２年ぶりに過去最大を更新する見通しだ。

２１日、関税庁によると、今年１～１０月に韓国産キムチが輸出された国は日本と米国など９３ヵ国に達した。過去最大で、キムチの輸出先が９０ヵ国を超えたのは初めて。２０１３年に６１ヵ国だったキムチ輸出先は１０年間で１．５倍以上に増えた。

今年に入って１０月までのキムチの輸出額も１億３０５９万ドル（約１６８６億ウォン）で、前年同期比１０．１％増加した。年末まで現在のペースが続けば、２０２１年に樹立した過去最大の輸出額（１億５９９２万ドル）を更新する可能性が高い。２０２１年のキムチ輸出は新型コロナウイルス感染症事態を契機に海外で韓国キムチが免疫力増進などに効果がある健康食品という認識が広まり「特需」を享受した。

国別では、日本へのキムチ輸出額が５２８４万ドルで、全体キムチ輸出額の４０．５％を占めた。米国（３３３１万ドル）、オランダ（６１４万ドル）などが後に続いた。特に、米国へのキムチ輸出は１０年ぶりに約６．７倍増加した。健康食品という認識に韓流の影響まで加わったためと分析される。

一方、農林畜産食品部は２２日に「キムチの日」を迎え、キムジャン文化がユネスコ無形文化遺産に登録されてから１０周年を記念する特別展示などを行う計画だ。


世宗市＝チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com