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出勤途中の横断歩道の事故で4人に新しい人生を与えた26歳の女性

出勤途中の横断歩道の事故で4人に新しい人生を与えた26歳の女性

Posted November. 22, 2023 09:43,   

Updated November. 22, 2023 09:43

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献血とボランティア活動を楽しみながら生きてきた26歳の女性が、脳死後、臓器提供で4人に新しい生命をプレゼントしてこの世を去った。韓国臓器組織寄贈院は21日、会社員のパク・レヨンさん(26)が先月13日、高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院で心臓と肝臓、腎臓を脳死後に寄贈したと発表した。

パク氏は9月18日、出勤途中の横断歩道で歩行信号中に道を渡って車にはねられた。当時、ドライバーは書類を拾っていたところ、ブレーキではなくアクセルペダルを踏んで事故を起こした。パク氏は病院に運ばれたが、結局回復できず脳死判定を受けた。遺族は普段、奉仕することが好きだったパク氏なら、誰かを助ける道を選んでいたはずだと思い、寄贈に同意した。

遺族によると、京畿道安養市(キョンギド・アンヤンシ)で1男2女の末っ子として生まれたパク氏は、明るく活動的で貧しい人に先に近づく暖かい性格だったという。研究所や動物病院、飲食業などで働きながら、好きな職業を探していた。パク氏は生前、母親のイ・ソンスク氏に青い鳥が描かれたはがきを渡しながら、「幸せに生きよう」と書いたという。イ氏は、「レヨン、お母さんも青い鳥のように生きるから、あなたも天国で病気にならず幸せになってほしい」と最後の挨拶を伝えた。遺族が残したビデオレターは、韓国臓器組織寄贈院のユーチューブチャンネルで視聴できる。


趙健熙 becom@donga.com