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韓銀、来年の成長率予測を3連続で下方修正、2.2→2.1%

韓銀、来年の成長率予測を3連続で下方修正、2.2→2.1%

Posted December. 01, 2023 08:57,   

Updated December. 01, 2023 08:57

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韓国銀行(韓銀)は、来年の経済成長率の予測値を従来の2.2%から2.1%に下げた。物価上昇率の予測は、今年は3.6%、来年は2.6%にそれぞれ上方修正した。金利高や物価高が長期化し、経済成長にも悪影響を及ぼしているという分析が出ている。

韓銀は30日発表した「修正経済予測」で、今年の成長率は従来の1.4%を維持し、来年は2.1%へと0.1%ポイント下げた。今年5月(2.3%)と8月(2.2%)に続き、3回連続で来年の成長率の予測値を下げたのだ。

韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は同日の記者懇談会で、「来年の経済成長率は、韓国国内外の緊縮の長期化と遅い消費回復の影響により、8月の予測値を下回ると予想する」とし、「米国など先進国の成長率の下落傾向を勘案すれば、2%台の成長率は悪くない」と話した。韓銀は、国際原油価格が1バレル=90ドルを超えれば、来年の成長率は1.9%まで下がる可能性があると見込んだ。

今年と来年の物価上昇率の予測値は3.6%と2.6%で、従来よりそれぞれ0.1%ポイントと0.2%ポイント上方修正された。最近、食品価格などが値上がりし、物価減速の速度が予想より遅くなると見たのだ。韓銀は同日、基準金利を3.5%に7回連続で据え置いた。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com