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ソ・ゴンウ、テコンドー男子80キロ級で初の五輪出場権獲得

ソ・ゴンウ、テコンドー男子80キロ級で初の五輪出場権獲得

Posted December. 04, 2023 09:10,   

Updated December. 04, 2023 09:10

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ソ・ゴンウ(20、韓国体育大学)が世界テコンドー連盟(WT)ワールドグランプリ(WG)ファイナル男子80キロ級で優勝した。韓国選手が同大会の同階級で優勝したのは初めて。WTワールドGPファイナルは1シーズンを締めくくる大会で、階級別にオリンピックランキング上位16人だけが出場する最強戦の性格を持つ舞台だ。

ソ・ゴンウは3日、英国マンチェスターで行われた2023WTワールドGPファイナル男子80キロ級決勝でセイフ・イーサ(25・エジプト)をラウンドポイント2-1(4-12、15-2、22-13)で制して金メダルを獲得した。2021年東京五輪銅メダリストのエイサは、階級ランキング3位の強者だ。ソ・ゴンウは準々決勝では前回王者シモーネ・アレシオ(イタリア)を、準決勝では東京五輪銀メダリストのサリフ・エルシャラバティ(ヨルダン)をそれぞれ2-1で下した。ソ・ゴンウは昨年大会の決勝でアレシオに1-2で敗れ、金メダルを逃したが、1年ぶりに雪辱した。現在、同階級ランキング1位はアレシオだ。ソ・ゴンウは「ワールドGPファイナル優勝は期待もしなかった結果」としながらも、「他の選手たちが出てきて練習する時に恐れるほど練習をたくさんした」と話した。

ソ・ゴンウは来年のパリ五輪男子80キロ級出場権も獲得した。韓国選手がオリンピックの同階級に出場するのも初めて。五輪ランキング9位だったソ・ゴンウは、今大会の優勝でランキングポイント100点を追加して4位に上がった。階級別ランキング上位5人の所属国に五輪出場権を1枚ずつ与える。今大会はこの出場権を得るためにランキングポイントを稼げる最後のチャンスだった。

韓国はテコンドーの宗主国だが、男子80キロ級は「不毛の地」に等しいかった。テコンドーが五輪正式種目に採択された2000年シドニー大会から2021年東京大会まで五輪出場権を一度も獲得できなかった階級だ。パク・ウヒョク(23・三星エスワン)が今年杭州アジア大会男子80キロ級で優勝したのも21年ぶりの金メダルだった。

ソ・ゴンウは「自分がオリンピックに出場できるようになるなんて、まだ信じられないことだが、気持ちは本当に良い」とし、「オリンピックに出場することになったので、金メダルを目指して頑張りたい」と意気込みを語った。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com