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尹大統領、6省庁の「総選挙用内閣改造」断行…候補の半分が女性

尹大統領、6省庁の「総選挙用内閣改造」断行…候補の半分が女性

Posted December. 05, 2023 08:58,   

Updated December. 05, 2023 08:59

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が4日、崔相穆(チェ・サンモク)前大統領経済首席秘書官を副首相兼企画財政部長官に指名するなど、6省庁の長官を交代する「総選挙用内閣改造」を行った。経済省庁を中心とした今回の1次内閣改造は、総選挙を前に経済安定化に重点を置いた。指名された6人の長官候補のうち3人が女性だった。先に発表された大統領室首席秘書官5人全員が「男性」であり、「ソウル大卒・50代・男性」中心の国政運営という指摘を受けたため、内閣に変化を与えたとみられる。

尹大統領は同日、姜貞愛(カン・ジョンエ)前淑明(スクミョン)大学学長を国家報勲部長官候補に、宋美玲(ソン・ミリョン)前韓国農村経済研究院上級研究員を畜産食品部長官候補に、呉ヨン姝(オ・ヨンジュ)外交部第2次官を中小ベンチャー企業部長官に指名するなど、長官候補3人が女性だった。人事聴聞会を経て任命されれば、19の省庁のうち5人が女性長官となる。

尹大統領は、崔氏を副首相兼企画財政部長官に指名し、「第2期経済チーム」の構成にも拍車をかけた。また、朴庠禹(パク・サンウ)元韓国土地住宅公社(LH)社長を国土交通部長官候補に、康徒衡(カン・ドヒョン)韓国海洋科学技術院院長を海洋水産部長官候補に指名した。金大棋(キム・テギ)大統領秘書室長は、「物価、雇用など当面の経済と民生に配慮しつつ韓国経済の根本的な体質改善も期待している」と説明した。

総選挙の出馬が有力視されている韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官の後任人事は発表されなかった。次期放送通信委員長には、金洪一(キム・ホンイル)国民権益委員長が有力視されている。金委員長は当初、法務部長官候補に名前が挙がっていたが、放送正常化という国政基調に合わせて放送通信委員長候補に浮上した。ただし、与党関係者は金委員長について、「検察出身という反対意見などがあり、まだ人選が固まったと見ることはできない」と話した。


張寬錫 jks@donga.com