米ジョージア州で初の韓国系市長が誕生した。5日(現地時間)、ジョージア州ブルックヘブン市の市長決選投票で、韓国系のジョン・パク(パク・ヒョンジョン・写真)前市議が3564票(58.6%)を獲得し、2520票(41.4%)を獲得したローレン・キーパー候補に勝利した。
パク氏は同日、韓国語で「うれしくて言葉が出ない」と当選の感想を述べた。続いて英語で、「移民1世としてジョージア州初のアジア系、韓国系市長になったことを誇りに思う」と語った。
韓国で生まれたパク氏は、2歳の時、プロテスタント牧師の父親について米国に渡った。エモリー大学を卒業し、同大学のゴイズエタ経営大学院でMBAを取得した後、IBMに入社した。その後、防衛産業企業ノースロップ・グラマンに移り、米疾病対策センター(CDC)との契約業務などを担当した。
2014年の補欠選挙で初めてブルックヘブン市議会議員になり、9年間3期務めた。17年6月、市の公園に米国で3番目となる平和の少女像を建立する際、主導的な役割を果たした。
ブルックヘブンは、人口構成が白人59%、ヒスパニック系およびラテン系21%、黒人12%、アジア系8%で、アジア系の割合が比較的高い。ジョージア州は現代(ヒョンデ)自動車グループが電気自動車生産工場を建設しており、SKイノベーションと合弁バッテリー工場を設立するなど韓国企業にも馴染みのある場所だ。
ユン・ダビン記者 empty@donga.com