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1回の充電でソウル~釜山を往復できる、KAISTとLGがバッテリーの新技術を共同開発

1回の充電でソウル~釜山を往復できる、KAISTとLGがバッテリーの新技術を共同開発

Posted December. 08, 2023 08:54,   

Updated December. 08, 2023 08:54

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韓国国内の研究チームが、一度の充電で900キロを走行できる蓄電池を開発した。ソウルから釜山(プサン)を往復しても残る距離で、電気自動車の走行距離を大幅に伸ばすことができる見通しだ。

KAIST生命化学工学科のキム・ヒタク教授とLGエネルギーソリューションの共同研究チームは7日、次世代電池として注目されている「リチウム金属電池」の性能を大幅に高めるオリジナル技術を開発したと明らかにした。研究チームが先月23日、国際学術誌ネイチャーエネルギーに発表した論文によると、今回開発したリチウム金属電池は1回の充電で900キロを走行、400回以上の再充電が可能だ。従来のリチウムイオン電池の走行距離である600キロの1.5倍の水準だ。

リチウム金属電池は、電気自動車の走行距離を大幅に高めることができるが、電池内の液体電解液により腐食が進み、寿命が短かった。研究チームは、これまで報告されていない「ホウ酸塩-ピラン」基盤の液体電解液を電池に活用して、腐食問題を解決した。また、研究チームが開発したリチウム金属電池は、駆動時に高い温度と圧力が要求されず、電気自動車の走行距離を高めるための簡素化した設計が可能だ。

キム教授は、「今回の研究は、これまで実現が不可能だと思われてきた液体電解液を利用して、リチウム金属電池の具現の可能性を示した」と話した。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com